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内容説明
大反響の『マルクスが日本に生まれていたら』に引き続き、出光佐三が自らの経営哲学を明らかにした快著。「お互いのために自発的に自由に働い て能率をあげる人間の和の姿が具現化した経営」のあり方が徹底的に語られる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
23
1969年初出。 互譲互助(冒頭)。 日本人は3・11でそこに立ち返った。 だが、アベノミクスでまた格差が際立つ ぎすぎすした社会になっている。 福祉とはお互いに仲よく助けあうこと(7頁)。 格差とは真逆である。 搾取があってはならない(19頁)。 マルクス主義のよい面を取り入れているとのこと。 心の安定こそ真の福祉である(31頁)。 従業員の福祉の基礎は愛情である(78頁)。 かんてんぱぱのような印象。 労働に対する真の報酬は仕事を楽しませること(90頁)。 2014/05/22
らる
3
今、必要なのは「和」である。お互いに仲良くして助け合うことである/享楽は生活の不安定を招き破滅につながる/人間が金、モノ、法律、規則、主義、理論を使うのであり、逆になってはならない/無私でなければ搾取。派閥を持つことも搾取、下のものが上の人に理屈をいっていじめるのも搾取である/人を育てるとは、まず自ら先頭にたって努めて難関を歩くこと/全力を尽くしての失敗は責めないこと/仕事が苦しみ、私生活が楽しみという人生は不幸/お互いのために自発的に働き、自然と全体がまとまることで少数精鋭の力が出る2022/05/09
ハンギ
3
働くとは何か、ということを出光興産の創業者が語る。僕はどうも出光佐三は都合がいいこと言っているなあ、と思ったが、「日本にマルクスが生まれたら、私のように生きたはずだ」というようにマルクス主義に対しても寛容である。資本家が嫌いな商売人というのも珍しい気がしたけど、西の方では珍しくもないのかもしれない。出光佐三にとって労働とは、家族愛に基づいた会社の中で、時間やお金を超越するらしい。ちょっとこの定義はブラック会社を彷彿としてしまう。こういう主観主義以外でハードワークを規定する方法はあるのだろうか。2013/10/20
ご〜ちゃん
2
出光佐三さんの意見は、とても明確で納得できる意見だ。「「働く人の資本主義」の最後の目標は、お互いに仲よくするという福祉の実現であって、そのためには人間が真に働いて能率をあげるち同時に、働いて得た結果を他の人から搾取されてはいけない、お互いの福祉のために活用するということです。」2013/11/20
あちこ
1
11才の弟くん用に借りた本。しかし、読むのはわたし。これは全体を通して問答形式になっているので、読みやすいと思う人と、そうでないと思う人に分かれそう。インタビュアーと同じ方向に考えが進めば、物語のように読めるはず。2016/06/06
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