内容説明
平成21年8月30日の衆議院議員選挙の結果、ついに、自民党に代わって民主党が政権の座に就いた。「政権交代可能な二大政党」による政権交代が行われたわけだが、そもそも「政権交替可能」であるためには、国家の基本に関わる問題については両政党の有する価値観に質的差異があってはならない。だが、非公式な場における党幹部の発言、そしてマニフェストの原案となる『民主党政策集』の中身などを知れば、それを知らずに(マスコミによって知らされずに)民主党に投票した有権者は驚愕し、後悔するのではないか。政治家のみならず、日本の知識人、マスコミ人のなかには、日本の歴史に対する愛情も理解もないがゆえに、日本を讒する――事実を曲げて祖国を罵り、その名誉を侵害する――人々が少なくない。また、「現実主義」を唱えて何も現実を変えないことの言い訳としている“人士”も散見される。それらの妄言の主を、具体的な根拠を挙げつつ実名で指弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちも
14
東北の震災の義援金3600億円のうち、1500億円は中国の四川へ渡っている事実。満洲統治時代、毎年満洲の人口が100万人づつ増えていった事実。郵政民営化で外国資本にのっとられた場合、郵貯は誰のお金になるのか。マッカーサーが晩年に、侵略戦争ではなく、防衛の為の手段であったと証言していた事実。旧民主党の3分の1ほどの議員は帰化人や近い親族に外人であるという事。朝鮮半島は植民地ではなく併合というのが世界の一般的な認識であった事。知らないではすまされない現実があるのではないかと思う。2017/12/04
佐々陽太朗(K.Tsubota)
3
タイトルにある「讒(ざん)する」とは「事実を曲げて人を悪く言い、人を貶める」という意味だそうです。渡辺昇一氏、金美齢氏、八木秀次氏のお三方が鼎談で日本を讒する人を名指しで指弾します。私は三氏が本書の中で事実として語っておられることの当否をつぶさに検証する手段を持ちません。しかし、これまでテレビ、雑誌などで三氏の仰ることを聴いてきた経験から、このお三方が邪(よこしま)な人でないことは判っているつもりです。加えて、本書に書かれていることの基本的なところ、謂わば根底に流れる考え方は全く当を得ていると思います。2010/02/28
ひろりん
1
日本を貶める政治家、学者らが許せない2009/11/07