新装版 北斗の人(上)

個数:1
紙書籍版価格
¥792
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

新装版 北斗の人(上)

  • 著者名:司馬遼太郎【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2015/09発売)
  • 秋の夜長に本を!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~10/14)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062753203

ファイル: /

内容説明

私の志は、剣を磨くだけではなく、一流を興すこと。北辰一刀流を興すには他流と優劣を競い打ち負かした上で、他流よりも優れているという世評を確立しなければならない――。江戸末期、最強の剣豪といわれた千葉周作が、若き日の野望を現実のものとするまでの修行、戦い、心理を克明に描く傑作時代長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃいろ子

41
真田太平記の柳生五郎右衛門宗章のかっこよさに痺れて積読本のこちらが読みたくなり。 本当に強い人はけして弱い者いじめはしないし、むやみに争わないの典型のような千葉周作。 「兵法は元々は合理的であるものなのに、たくさんの流儀がそこに神秘性を加え、外装を事々しい宗教性で包んで広まっていた。」と。 周作はそれを徹底した合理主義で誰にでも理解でき、わかりやすい教義を作り上げる。わかりやすいから上達も早い。そりゃあ人気も出るはず。 ただそれだけでは済まないのが人の世の常。 数多の苦労が、、、 2023/11/04

kazi

30
この作品、あまり読まれてないみたいですね。司馬遼太郎作品の中でも、結構面白いほうだと思いますよ。剣術から宗教・哲学・神秘主義の要素を取り除き、徹底した合理主義精神によってのちの現代剣道へと受け継がれる、最強の近代剣術・北辰一刀流の開祖となった千葉周作の伝記小説。奥州の片田舎の馬医者の息子・周作が最強の剣客となるまでの一代記です。この小説、すでに江戸末期となり剣術が『処世の術』となった時代を扱っているというところが、宮本武蔵や柳生十兵衛など戦国期の剣豪を扱った『通常』の剣豪小説とは、一味違う面白さです。2020/06/15

ぼちぼちいこか

15
幕末、坂本龍馬も通ったという道場主、千葉周作の話。、奥州の田舎から千葉の松戸に出てきた親子の話から始まり、師の娘の入り婿として安定した生活を捨て、自ら興した北辰一刀流を編み出す。若い周作が強くて爽やかでと書かれたら面白いの一言しかありません。下巻へ。2019/04/07

あまなつ

14
「剣は瞬息、心・気・力の一致」 田舎出の青年周作が、世間の薄汚さや常識とされているものを徐々に知りながらも、決してそこには迎合せず己の道を模索し剣の道を極めていく様子をリズミカルに描く。 この作品は知らなく偶然手に取るも、とても読みやすく、侍って剣術使いってこういう思考の仕方だから、こういう行動を取るのだなぁと司馬先生を通して日本人の行動規範のルーツを見ているような気持ちに。2023/07/17

13
★9。北辰一刀流の千葉周作の物語。北辰一刀流と言えば、坂本龍馬のイメージでしたが、千葉周作、なかなかかっこいい。剣の道に生きてます。下巻も楽しみです♪2016/10/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/493922
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす