- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
【佐藤史生コレクション2】待望の名作復刻シリーズ第2弾!
あらすじ「事故により両親を意失ったネネは、惑星工学の専門家で育ての親であるマッキーに、いつしか深い愛情を抱くようになっていた。ネネへの複雑な思いを振り切るように、金星探査に志願するマッキー。心がすれ違ったまま、思わぬ事態が二人を引き裂き…。」
「一角獣にほほえみを」のリメイク作品「一角獣の森で」など、初期作品を6編収録。遺品のなかより発掘された貴重な未発表イラストも収めた、永久保存版!
著者について「2010年4月に急逝した漫画家・佐藤史生。 「別冊少女コミック」からデビューした後、SF、ファンタジーの要素を巧みに取り入れた作品を多数発表するも、2000年に刊行した『魔術師さがし』(小学館)以降は新作が発表されていませんでした。 佐藤氏は、1970年代に現れ日本の少女漫画界をリードした少女漫画家たち、いわゆる “24年組”に対して、年齢や作風から“ポスト24年組”の一人として数えられている作家の一人ですが、少女漫画の枠に当てはまらない独自の世界を築き上げたことで、漫画ファンの記憶に長くとどまり続けています。」
収録作品 :星の丘より/青い犬/花咲く星々のむれ/金星樹/一角獣の森で/レギオン /あとがき/解説(萩尾望都)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
18
復刊第二弾はがっつりSFもの。「金星樹」と「一角獣の森」が甘く切なくて好きです。ちょうど萩尾望都サマの解説も再録されていますが、佐藤史生さんの作品は萩尾望都のSFに近くて、でももっと理論派というかまっすぐというか。昔のSFの香りがします。「夢見る惑星」も手元にはないのですが再読したい。2012/09/15
shiman
15
「竜の雨」「竜の姫君」を見逃していた同僚に読ませるため『夢見る惑星』を発掘、前日譚の「星の丘より」だけのつもりがつい全部再読。。初期の絵柄やセリフまわしがちょっと読みづらいが、粒ぞろいの作品集。2021/05/14
Shimaneko
14
こうして見ると、こんなに初期の頃からすでに独自の世界観や画風が完成されてたんだなぁとしみじみ思う。「古き良きハッピーエンドSF感」(あとがき)を堪能できて幸せ♡ もっと読みたかったよ…2014/04/06
あさひ
7
金星樹が好きです。どれも粒揃い。2020/02/23
しまっち。
7
やはりどれもずっしりとした重量感のあるストーリー。これでは寡作でも仕方なかったかな、と。「青い犬」のような作品も描かれていたのはちょっとイメージと違っていたけどおもしろかった。「金星樹」のネネの一途さが愛おしい。「星の丘より」が「夢見る惑星」につながっていくのか~。また読み返したくなってきた。マンガだけど読むのに時間が必要な濃密な作品集。読めてよかった。復刊ありがとうございます。2013/01/13