世界市場を動かす５の歴史的視点

著者名：藤田勉【著】/倉持靖彦【著】

東洋経済新報社（2015/08発売）

• ISBN：9784492733271

内容説明

相場大変動に備えよ！
これから、ギリシャ、中国、日本、中東、アメリカはどうなるのか？
世界経済を動かす５つのテーマを歴史・宗教・文化・地政学など多様な観点から分析

テーマ1 中東発の世界的な危機は再発するか
テーマ2 ユーロ危機はいつまで続くのか
テーマ3 米国発のバブル崩壊は再発するか
テーマ4 新興国発の世界的な金融危機は起こるか
テーマ5 アベノミクスは成功するのか

海外ETF、投資信託の活用法も紹介する
個人投資家のためのグローバル投資入門

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たかしくん。]

勤務先の図書館コーナーで人気があったので読んでみました。1章の「中東」だけで、後はパスさせてもらいます。マーケット予測の背景にある歴史を理解することの重要さを言わんとしているのでしょうが、如何せんその結びつけ方が、どうも安直で目新しさもあまり無かったかも…。

2016/01/26

[くらすけ]

　投資上級者向けの本。特にマクロな視点で政治＋人口動態的な視点でグローバルマーケットを考える姿勢を学べるかと思います。 　投資上級者向けとしたのは、そもそも資産が無いと難しいタイプの投資(個別株やETF中心の人の方が役に立つ内容)と判断したためです。僕のように初級者、資産形成しようとしている人はセゾン投信の人、中野さんの本や『ウォール街のランダムウォーカー』がおすすめ。これらで貯めたものをさらに、投資に踏み込んでと考える場合に本書は有用になると思います。

2023/06/22

[ぷれば]

「歴史を知り、己れを知れば、百戦危うからず」と総括されているように、金融市場におけるｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ投資に勝利する極意は歴史に学べ、ということらしい。らしい、という曖昧な感想は、私の理解力が貧弱なため、上滑りしてしまったため。それにしても、本書はどういった読書層をﾀｰｹﾞｯﾄにしたものなんだろうか？その部分が大いなる謎として残る。

2015/12/22

[けー]

世界市場の動きがどう経済に影響するのかを歴史上の出来事から学べないかと思い購入。しかし、実際は歴史の事実が羅列されている印象が強く、そこから現在に活かせる教訓を見出すことは出来なかった。（私は）

2015/09/13

[スプライト]

歴史的視点とあるが、それよりは現在の相場に影響を及ぼしうるテーマについて述べている。参考にはなる。

2015/09/13