署長・田中健一の憂鬱

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署長・田中健一の憂鬱

  • 著者名:川崎草志
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 光文社(2015/08発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334910464

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内容説明

なんとなく警察官僚になった田中健一は、先輩キャリアからの教えを忠実に守るつもりだ。曰く、「現場に口を挟んだり、手をつっこんだりするな。キャリアの仕事は部下の持ってくる書類に判を押すことだけだ」。ところが、気がつけば捜査に巻き込まれて、事件は解決するものの、本人は大怪我ばかり……。田中署長の「最悪の日々」は、いつまで続くのか!? 『長い腕』の川崎草志、まさかの新境地。ユーモア警察小説の傑作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papako

71
たまたま見かけて。楽しかった!エリートキャリアの田中健一が愛媛の所轄に赴任して署長に。戦艦のプラモを作ることが趣味で、波風たてずに天下ることだけ考えている。そんな彼の、ほんとに何でもない一言を拡大解釈して周りが勝手に事件を解決していく。ブタ松君が冴えすぎ。その一言で、どんだけ思考を拡げていけるんだ!って感じ。一話ずつがサクッと短いのでテンポよく、あっという間に読めて、気分転換にぴったりでした。続編もあるみたい。読みたい!2019/06/30

さっこ

69
愛媛に署長として赴任してきた若き警察キャリア。やる気もなく「キャリアは書類に印鑑を押すだけ」と言われていたのに気がつけば捜査の中枢で指揮をとる羽目に…。頭の中は戦艦のプラモ作りで一杯なのに、なんだかんだで部下が署長の意を汲みすぎて(?)あれよあれよと事件解決。実はすごいのはブタ松君こと松小路巡査では??2021/03/23

りんご

45
巻き込まれ型?ちょっと違うか。周囲が勝手に深読みして、いつの間にやら優秀にされちゃう、やる気のない警察署長、田中健一。趣味はプラモデル作り。目立たずヘマをせずに過ごして、退官後はどっか適当に天下りして、ゆるゆると給料をもらいながらプラモデルを作り続けたい。なのに周りの勘違いでどんどん事件を解決しちゃうぞ。現場には口を出さず、ハンコを押すだけでよかったはずなのになぜ!7つのお話、進めていくとどんどん登場する人たちが好きになっちゃう。女性巡査部長のほのかな恋の行方もキレイに昇華します。良い!2024/05/14

きさらぎ

43
なんてポップな表紙!「この作家さんってホラーの人じゃなかったっけ?」と意外でした。 華麗なる方向転換? いや、イメージを変えようとしてるのはわかるんです。 でもなんかぎこちない。ライトなんだけど鼻につく軽さ。 章が変わるごとに繰り返される田中の”市役所に勤めればよかった”という愚痴も、エリート設定だけになんかムカつく。毎回都合の良すぎる勘違いによって事件解決、というパターン。 うーーん。まったく面白くないわけじゃないが、わたし的にはいまいちでした。2016/09/27

33
面白かったぁ♪どのキャラもぶっ飛んでて楽しめました。途中のお話しから続編ありそな印象でしたが、出たらいいな。周りに良い方に誤解されるよ〜なヒトになりたいもんだ(^o^)2015/12/16

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