内容説明
“金の記憶の彫金師”リコルドリクと記録者を巡って、対立するキャラバンと皇帝一派――その狭間で戸惑いつつも、月代玲音と仲間達は事態の収拾を目指し奔走する。 騒動の中、“女王”の香恋により囚われた玲音は、皇帝一派の拠点において遂にリコルドリクと遭遇するが、不可視のその神は既にモニカの掌中にあった。 進退窮まった末、彼は“将軍”周皓月にある交渉を持ち掛けるが…… 宝石箱より解き放たれた異能者達の騒乱劇、その結末は――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
26
パラサイトムーンの続編作品最終巻。もう終わりって…、あまりにも早すぎる。2014/08/10
まりも
19
登場人物が多すぎてわざわざこのキャラ出した意味あるか?って感じの人がいたりラストが無理やりすぎる気もしますが無事事件が終わったのは何よりです。とりあえず玲音はリア充すぎるので爆発すべきという事と何気に羽矢多さんが静枝さんと夫婦になったりとハッピーエンドでよかったです。クレアはあれで抑えてたらしいので今後の肉食クレアがどう動くのかも読みたいし次回作は続編がいいな。好きなキャラが多いシリーズなので今度は一人一人に大きい役割与えてほしい。2014/06/12
水無月冬弥
16
渡瀬草一郎先生(@sou1rou)の #ラノベ 完結。群像劇でいろいろ目まぐるしく変わって面白かったけど、結局は、玲音君イケメン、リア充爆発しろ!って話でした。……異能まったくもっていないのに。そしてクレアちゃんが超肉食系な件、あれでセーブしていただと。いいぞもっとやれ 2014/06/12
ずみ
12
登録遅れ。例によって渡瀬さんが好きすぎる自分には書きたいことが多すぎて多すぎて(笑)あとがきでも書いてあったけれど最早ここに至ってはパラムンの続編以外の何物でもないですね。登場人物の一人一人に前作からの味が引き継がれているのが、小さな描写からも良く分かる。渡瀬さんを追っかけてきた自分にとっては本当に嬉しいシリーズだったが、やりたいことを詰め込んだとの言葉から、ここで満足して筆を置いてしまう可能性も?これは杞憂であれ。渡瀬さんにはまだ陰陽シリーズもあるのでしばらくは安心かと思うが、(続く)2014/07/19
薄荷飴
11
打ち切りかと冷や汗をかきましたが、しっかりとした完結を迎えて安心しました。大波乱に次ぐ大波乱で大変なことになりますが、玲音が我を貫きつつもうまく立ち回っててすごくよかったと思います。石の開放のことや、記録者のことなど、次回作への布石ものこっていていささか喉に小骨が引っかかったような感じがしないでもないが、あの二人がバカップルすぎて他が霞んでしまう。クレアのヒロイン力がすごい・・・。2014/07/06