角川ソフィア文庫<br> 江戸化物草紙

個数:1
紙書籍版価格
¥1,188
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

角川ソフィア文庫
江戸化物草紙

  • 著者名:アダム・カバット【監修】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • KADOKAWA(2015/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044094898

ファイル: /

内容説明

江戸時代に人気を博した妖怪漫画「草双紙」。豆腐小僧に見越し入道、ろくろ首にももんじい――今やお馴染みの化物たちが大暴れ!歌川国芳ら人気絵師たちによる代表的な5作と、豪華執筆陣による解説を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

90
面白かったです。江戸の化物たちが繰り広げるユニークな物語と愛らしい絵がたまらなくツボでした。洒落や風刺、当時のパロディを化物に乗せて描く化物漫画に興味がつきません。この世界観、好きだなぁ。2017/01/31

テツ

14
生物として遺伝子に刻まれた根源的な畏れ。人間が文化を創り上げる中で生み出してきた忌まわしいモノゴトに対する恐れ。そうした言語化が難しい感覚に形を与え、理由を与え、ついにはキャラクター化させてしまう。妖怪とはそうした存在だ。意識はせずとも、人の内側にあるオソレを極めて文化的に昇華して理解のできる姿に置き換えることにより、それに対処する方法も見つかる。伝説や昔話では採取できず化物草紙にだけ登場する妖怪たちは、そうした人間の知恵と文化の結晶。暗がりへのオソレを笑い飛ばすための偉大な発明。2022/03/16

宗次郎

4
翻刻が本当にありがたい。江戸戯作絵本とかも読んでみたいが。しかし一つ目の両親から二つ目の化物が産まれ、孫は一つ目とはいったいどういうことだろう。2017/02/25

ダイキ

3
角川文庫創刊70周年記念「70時間全文試し読みフェア」にて読了。五つの化物草紙を収録。そのうち四つが『東海道中膝栗毛』で有名な十返舎一九によるもので驚きました。その四つのうち一つは画まで一九自身が手がけており、一つは歌川國芳という豪華さ。子供へのお年玉として購われていたらしく、おどろしさは皆無で軽妙な内容。一つ目系の化物や雪女、切籠灯籠等が愛らしくて好み。妖怪とは「名前そのもの、意匠そのもの」と京極夏彦は巻頭エッセイに謂い、小松和彦は巻末エッセイに江戸人の覗き趣味を首長化物の数多さから窺っている。2018/12/02

ひらひらひら

1
江戸の化物たちの物語と絵が面白いです。2018/12/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9842144
  • ご注意事項