角川文庫<br> ようするに、怪異ではない。 ある夏の日のがらんどん

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角川文庫
ようするに、怪異ではない。 ある夏の日のがらんどん

  • 著者名:皆藤黒助【著者】
  • 価格 ¥616(本体¥560)
  • KADOKAWA(2015/08発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041029305

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内容説明

季節は夏、妖怪を求めて今日も元気なハル先輩と振り回される皆人。海で拾った小瓶から謎の恋文を見つけ、皆で推理を始めるが、手紙に秘められた意外な真実が明らかになり。前代未聞の妖怪不在証明ミステリ、第2弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

94
第2弾。1〜3話は、まあトリックというほどでもなく、相変わらず皆人くんの扱いが気の毒。なんだかんだで楽しそうな鳥取での青春。4話で、幼い頃の記憶が甦り、もはや妖怪のお導きとしか思えないつながりが明らかになる。知らない妖怪がたくさん出てきて(いや出てこないんだけども)さくさくと面白く読めた。2016/07/04

へくとぱすかる

71
やってくれましたねぇ。4編中3編が軽い話だっただけに、最後の「がらんどん」で、まさにミステリと青春小説の、両方の醍醐味を味わわせてくれました。第1弾に比べても、レベルが上がった感じですね。しかも楽に読めます。これはやはり文章がうまいからですよね。ところで「あの」仕掛けが成り立つとすれば、ひょっとして、最初から……!?2016/01/07

papako

69
シリーズ2巻で、私にとってのラスト。この巻が一番楽しめた。高校生らしいエピソードで内容もライトで青春していた。冬目君のうっとうしさもなりを潜めていて、いい感じ。そして、最後の表題作。これを最後に読めて、すごくスッキリと読み終われました。2人の出会いの必然があの夏の日にあったんですね。じーさんの『わからない』にもきっと意味があったんだと思います。うん、これを最後にして良かった。2019/09/04

Bugsy Malone

65
妖怪研究同好会シリーズ2作目。夏休みに関わった4つの事件。冷静な視線の主人公皆人の語り口と個性あるメンバーの描写が今作も絶妙に笑わせてくれました。最終話では皆人の過去も。哀しみを笑いと優しさで包み込むような各話は、読了後、心をなごませ、ほっとさせてくれます。期待以上の2作目でした。2017/05/04

ゆみきーにゃ

62
《購入》シリーズ二作目。一作目が微妙だったので続きを読むか迷ったけど、読んで良かった。最後のがらんどんのお話が良かったので、次作も読んでみよー。皆人とおじいちゃんのお話が読みたいな。2017/07/03

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