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内容説明
終戦直後に生まれ古希を迎えた稀代の司会者の半生と、敗戦から70年が経過した日本。双方を重ね合わせることで、あらためて戦後ニッポンの歩みを検証・考察した、新感覚現代史! タモリが各時代ごとにすごした場所をたどり、そこでの人間関係をひもときながら、戦後という時代を描き出してみると……タモリとは「日本の戦後」そのものだった! (講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ただいま蔵書整理中の18歳女子大生そっくりおじさん・寺
92
好みの差はあろうが、信長・秀吉・家康の人生を比べたら、秀吉の人生が一番面白いと思う。一生の中に創意工夫と偶然がある。同じようにたけし・タモリ・さんまの人生を比べたら、タモリの人生が一番面白いと思う。これはお笑いの実力とはまた別問題である。たけしやさんまの人生には自覚的な男の美学がちらついて見える(無論悪い事ではないが)。比べてタモリという人は秀吉張りのシンデレラボーイだ。本書はタモリの人生に戦後史を絡めて綴った評伝。先に沢山出たタモリ礼讚本の成果を踏まえているのが、遅れてきた本書の優位である。面白く読む。2015/12/16
あつひめ
81
夜のタモリさんの印象がほとんど無く、イグアナとかやってる変わった人〜程度しかタモリさんについて知らなかった。いいともを見るようになって頭の回転の良さ、話術などでヘェ〜と思っていた。年を重ねるごとに熟成したと言おうか、にじみ出る魅力が脂ぎってなくてそこがいいと思うのは私だけか?今は、ブラタモリでタモリさんの持つ知識を聞きながら様々な土地をテレビジョンを通して観るのが楽しみ。タモリさんは、チャンスを引き寄せてに入れられる魔法の手を持っているのかもと思わずにはいられない。2016/05/09
とも
52
長かったが面白かった。 時代とタモリの切り口で、時代背景と笑い、勉強になった。 深いことろは違う本読んでみるかな。2021/01/12
かっぱ
52
タモリというつかみどころのなさそうなタレント(芸人って感じじゃない)を戦後史とともに分析。最初は玄人受けするような芸で万人に受け入れられることはないと思われていたものが、アクの強さが抜けていく(本人曰く、世間が自分を受け入れたのではなく、自分が世間に取り込まれてしまった)ようにして、やがて「国民のおもちゃ」を自称するようになる。本人はおもちゃとして遊ばれて、やがて飽きられ捨てられると思っていたところ、「いいとも」などの長寿番組が生まれ、捨てられるどころか、ますます活躍の場が広がっている。2016/01/05
姉勤
36
イグアナの真似をするアイパッチのおじさん。のイメージが変わったのはいつからなんだろうか。今や国民的タレントとして認知されるタモリの来し方と戦後の社会の変化や、時代の空気や事件、やがて主流となるテレビ業界という舞台の中で、今の立ち位置を得るまでの分析も、引用と伝聞というパッチワークな構成。タモリ自身に関して全く聞かないスキャンダル同様、表層的な羅列で終始。(求める読者層が違うか)タモリ倶楽部は好き。2019/12/13
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