マーケティングに使える「家計調査」 世界最大の消費者ビッグデータは「宝の山」だ

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マーケティングに使える「家計調査」 世界最大の消費者ビッグデータは「宝の山」だ

  • 著者名:吉本佳生【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 講談社(2015/08発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062193757

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内容説明

メディアでもよく取り上げられる「家計調査」。総務省が行っている、日本独自かつ世界最大の統計には、ビジネスに、地域振興に役に立つヒントが満載! 「ぎょうざ消費日本一」は宇都宮か浜松か。「納豆消費日本一」は水戸か福島か。眼鏡とコンタクト、価格戦略が成功しているのは? バーゲンセールの効果とは? 奈良、東京、秋田、効果的な教育モデルはどこか? 人気エコノミストによる新しいビジネスの教科書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

24
筆者は、少子化対策としていちばん必要でいちばん有効なのは、おカネをかけなくても高学歴が獲得できる可能性を高めること(32頁)。あと、頭に来るのは、図表8 日本での所得格差の拡大(出所)労働政策研究・研修機構HP で、1993年と2011年と比べると、富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなるという折れ線グラフ(44頁)。著者が繰り返す強調点として、秋田モデルの秋田県公立義務教育は高い経済価値をもっているということ(46頁)。2015/11/28

犬こ

22
47都道府県で日常購買されている食材は、それぞれ特徴がありデータ見ているだけで楽しい。今やビールは高級品、日々、発泡酒や 第3のビールで家計支出を節約する消費者の努力がグラフに出ていて涙ぐましい。ここまで家計調査をしているのも日本だけのようで、国のデータも活用できますね。2016/02/21

ちいちゃん

8
へぇ〜!と思えるデータがたくさん載っていて面白かった。2016/05/21

まいこ

8
小中学校の学力テストの上位常連の秋田県は、同様の北陸地方に比べて大学進学率が低いのはどういう事情なのか不思議だったけれど、この本に答えがあった。国立大進学率に限れば秋田県はトップで、塾にかける費用も低く、義務教育の質がとても高いと知ることができた。また、高所得層は、コートや車など人に見られるものにはお金をかけるが、下着や家電製品など人目のない部分については平均的な消費行動だそうで、なんだか成金的だと感じた。下着って、肌に直接触れる分、素材とかこだわりそうだけど、見えない部分だからお金かけたくないとは。2016/02/22

hk

3
「ピンクチラシからアメリカ国債まで」 どんなにろくでもない紙屑でも著者・吉本佳生氏の微に入り細を穿つ分析にかかれば堅気の息吹が吹きこまれる。かくいう私も、吉本氏の書籍に幾たびも薫陶を受けて経済というものがうっすらと見えてきた唐変木だ。さて本書では「家計調査」をもとに日本の景気浮揚策を模索している。家計調査とは総務省が一年に一回発表している日本大衆の消費動態であり、その精緻さは世界随一と謳われている。本書を読んだ感想を有り体に書けば、「データに吉本先生が振り回されている。吉本作品にしてはやや拙劣な内容」だ。2015/12/04

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