プラントハンター ヨーロッパの植物熱と日本

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プラントハンター ヨーロッパの植物熱と日本

  • 著者名:白幡洋三郎【著】
  • 価格 ¥1,815(本体¥1,650)
  • 講談社(2015/08発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062580069

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内容説明

19世紀イギリス。誰も知らない珍しい花や樹々を求め、国中が沸きたっていた。この要求に応えて世界をかけめぐるプラントハンターたち。ラン、チャ、ユリ……。エキゾチックなあこがれを満たすべく、彼らはジャワ、中国、そしてニッポンをめざす。豊富な文献渉猟から植物をめぐる文化交流をあざやかに位置づけた力作。(講談社選書メチエ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとちゃん

1
1994年の出版。冒頭でプラントハンターという言葉が読者にはまだなじみが薄いと思われることむ、オックスフォード英語辞典にも載せられていないこと、との説明がなされる。そこから近世のイギリスを中心として、特に日本と関わりが深かったプラントハンターの紹介がなされていた。章ごとに切り口を変えていたため、時系列的には行きつ戻りつしたため、俯瞰的に歴史が頭に入っていなければ読みづらい。けれども、それを補う驚きと発見に満ちていました。2021/10/22

Wataru Hoshii

1
自国にはない植物を求めて新大陸やアジアを渡り歩いた人々、それがプラントハンターだ。本書の中ではやはり日本に来たプラントハンターたちの話が面白い。何しろ、日本からの植物がなければイングリッシュガーデンだって成立しなかったのだ。歴史的な流れを押さえてできるだけ包括的に書きたいという著者の意図はわかるが、やはり前半にプラントハンターの歴史が延々と語られるのはつらい。わかりにくい人名が頻出するし、時系列もあっちいったりこっちいったり。話の素材は良いのだから、読み物としてもうちょっと面白く書けたかなという気はする。2010/12/17

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