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内容説明
謎多き古代日韓関係を韓半島側から検証する。任那日本府はなかった。韓半島に存在する倭人前方後円墳の意義とは。藤ノ木古墳になぜ新羅産馬具が副葬されたのか。韓日考古学の成果を総合し、加耶から百済・新羅に至る古代韓日交渉史を新たな視点で読み直す画期的論考。(講談社選書メチエ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takeapple
15
前に読んだ高田貫太『海の向こうから見た倭国』が韓国に留学した日本人考古学者が書いた本であったが、これは日本に留学した韓国人考古学者が書いた本。こちらも3世紀から6世紀の日本列島と韓半島の関係が、一方的な軍事侵略でも一方的な文化伝播でもなく、分立していた各地の王権、より大きな新羅、百済、倭王権(ヤマト王権)が互いに連繋合従しながら、時には争い、時には平和的に交流していたことを、考古学や文献史学の成果をもとに描いている。こちらの本が高田本より先に書かれ、二人は一緒に研究する仲間であるようだが、とてもいい本だ。2019/09/03
おらひらお
0
2007年初版。購入当初、目を通し本棚へ納まっていた本。最近、韓国の考古学に関心を持ち出し、再読する。さすがに関心が高いと内容の吸収もよい。著者は日本の状況にも詳しく日韓交渉史を著述するには最適な人かもしれない。がやや繰り返しが多いことが目に付く。2011/01/09
sgnfth
0
古墳のとこが気になった2009/10/24