100年インタビュー<br> 死を思えば生が見える - 日本人のこころ

個数:1
紙書籍版価格 ¥1,320
  • 電子書籍
  • Reader

100年インタビュー
死を思えば生が見える - 日本人のこころ

  • 著者名:山折哲雄
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • PHP研究所(2015/08発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569784588

ファイル: /

内容説明

各界の第一人者の半生をたどりながら、その思いや夢をインタビューで解き明かす「100年インタビュー」(NHKBSプレミアム不定期放送)という人物ドキュメント番組で語られた、貴重なお話を単行本化するシリーズの本書は18巻目。著者の山折哲雄先生は、父が浄土真宗を布教するために赴任していたサンフランシスコで生まれ、帰国後は岩手県花巻市のお寺で育ち、国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化センター所長などを歴任した宗教学者。戦後の日本は、「生きる力」の大切さを説くばかりで、「死」を忌み遠ざけてきたが、それが「死ぬ」という人間の避けられない運命について考えたり、正面から立ち向かったりする力をダメにしたのではないか――など、日本人の心の問題を独自の視点で捉える。また、父母の死から教えられたことや、親鸞、宮澤賢治、西行、良寛、芭蕉など、これまで研究してきたことを例に、人間がもっと豊かに生きるヒントを語る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本正行

18
 親鸞、西行、元々私も大好き。葬式仏教の創始者ぐらいの認識で、あまり好きじゃなかった。「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで、極楽往生、どんなことをしても救われる。妻や妾が何人もいる坊さん、肉食妻帯の元祖、しかし、宗教といっても、インドや中国からの輸入、日本人に合った宗教ではないかもしれない。日本人の宗教を創るのは無理なのだ、いまの憲法と同じで。著者は、元々お寺の生まれ、その実態を十分知ったうえで、親鸞聖人を研究している。っそいう生き方しかできないのが日本人。百姓以外で、なれるのは僧侶か武士、それかアウトロー2022/03/06

Melody_Nelson

3
山折哲雄氏は以前から気になってたので、とりあえず入門として、わかりやすそうな本書から手に取る。テレビのインタビューだけあって、平易な言葉が使われているが、考え出すと深い。呼吸の重要性のようなものが、個人的に共感した。「無」とは善悪を超越した世界…というのも心に残る。2016/03/30

こたちゅう

1
筆者の本をここ2,3か月で読んでいてこれが4冊目、しかも死生観とかそういうテーマに絞ったためか、大体筆者の主張は読みつくした感がある。毎度のことだが、豊かな教養を駆使して、しかもわかりやすく書いてくださっていて頭が下がる。この本はインタビューが元なので、余計読みやすく、すぐ読めてしまうが、書いてあることはなるほどと思う。筆者は親鸞研究、インド哲学、仏教研究で有名だが、私の心に残ったのは宮沢賢治の話だ。宮沢賢治と死という観点から読んだことはなかった。これを知っただけでも読んだ価値があったと思う。2018/10/08

KK

0
抽象的で私の理解力のなさゆえか、自分のことばで要約できるまでには至らなかった。2020/10/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9391736
  • ご注意事項