内容説明
農業関連分野に参入しようとする企業は多く、個人で週末農業というブームもある。産業としての農業、雇用の受け皿としての農業も喧伝されている。しかし、日本の農業の現状はビジネスとして成立していない。農協支配の弊害、しがらみを温存する農政の実態は、日本を農業後進国に貶めている。理論(データ)と現場を知る著者が農業再生のその処方箋を提示。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kumonosuke
2
小規模兼業農家の生き残りこそ日本農業大問題で、非常に頭の痛い問題。政治家の票、JAの利権問題等々絡み合っているのはわかるが、戦後の農地改革並みに法人化を認める、農家の為になっていないJA解体に踏み切るべきだ。2014/05/01
さい
0
農業が自立的に復活するためには、株式会社による規模の経済性を活かした農業の導入、保護的な政策の解除、農協や農業委員会といった制度の改革、農地転用・ゾーニング徹底による農地価格引き下げが必要である。ただ、実際に企業が参入して農業に対して規模の経済性が発揮できるのかまでは語られていない。例えば本書では、耕作放棄地を農業に利用することで、大規模な農業によるコストカットができるとあるが、そうすれば市場に流通する米の量は増える。そうなれば米の価格は下落し、コストカットした利益を上回る可能性がある。2013/07/18
momo
0
農地法の規制緩和、ゾーニング規制の強化、戸別所得補償政策、農協や農業委員会の改革、等々。日本の農業の将来を見据えるた時、立ちはだかる壁は恐ろしく高い。2011/08/11
tegege
0
カイゼンは農業の分野にあり。ビジネス視点で農業に取りくむ企業へのインタビュー集。ちょっとデータが未整理で読みづらいが、内容は非常に興味深い。2011/08/07
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