電撃文庫<br> 軋む楽園の葬花少女

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電撃文庫
軋む楽園の葬花少女

  • ISBN:9784048664134

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内容説明

葬花少女(グリムリーパー)。それは謎の生命体レギオンから世界を守る最終兵器。レギオンに大敗した人類は、クリサリスと呼ばれるドームで葬花少女達に守られ暮らしていた。 高校生葛見は、事故車を救助中、ドームに侵入したレギオンに襲われる。彼を助けたのは、葬花少女隊(グリムリーパーズ)リーダー・アイリス。 葛見の正義感を認めたアイリスは、彼に協力を要請する。葛見は戸惑いながらも、幼馴染みの少女・春野を守るため戦いに身を投じることを決めるが――? これは少年と兵器の少女によって花開く、セカイで最後の恋物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

68
久々に新しいシリーズの読み始め。口絵の所で、葬花少女の名前が単純なお花の名前の人と、花の名前+一捻りの人と、そもそも花の名前でない人がいて、明らかに英語とドイツ語とごっちゃになっていたので、どれか一個に統一しなよ節操無いからー!と思っていたらそこが丸ごと伏線という面白い作りでした。というか色々沢山騙されてましたー!!グリムも普通に英語のgrimだと思ってましたよ!Grimmの方だったんですね!どんでん返し含めて面白くなくはなかったけど、グロいのが怖いので次はどうしようか悩み中です。手元にはあるんですけど。2015/01/18

いーたん

50
謎の生物・レギオンと葬花少女の命を賭けた戦いの物語。主人公の葛見はクリサリスという生活圏内に侵入したレギオンに襲われる。それをきっかけに葬花少女のアイリスに協力し、レギオンとの戦いに巻き込まれるていく。平和な日常の序盤から、敵味方の真相が判明する中盤、真のレギオンと対峙し、レギオンの目的が明らかになり、レギオンを撃破する終盤と怒涛の展開。葬花少女化した葛見とスノウやローゼらとの今後の関係や、フューネラルの思惑など次巻に引っ張る要素もありながら、本巻のみで完結しても良いくらいの完成度の高さでした。2014/12/05

よっち

50
謎の生命体レギオンと対抗する葬花少女が戦う世界で、戦いに巻き込まれた主人公とその幼馴染。どこかで見たことがある話だと思いながら読んでいたのですが、途中で設定が覆されるような状況の転換があり、これまでの世界が全く違って見えるようになってビックリでした。後半は若干ごちゃごちゃした感もありますが、そんな中で植え付けられた虚構のものと一度は否定されたかに見えた幼馴染との関係には過去があり、その絆を確かめ合って敵に立ち向かう展開は自分好み。今後続きがありそうですけど、あまり幼馴染ルートからはブレないでほしいですね。2014/04/02

まりも

36
前作が好きだったので購入。今回もダークな世界観だな。異世界から来た侵略者と戦う少女たちの物語。どっかで見たことある設定ばかりなのが残念。物語自体は結構重いけど主人公と幼馴染の恋愛模様がいい癒しになっておりバランスはちょうど良かったと思います。幼馴染に一途な主人公は素晴らしいね。とりあえず今度のはちゃんと続くといいなぁ。2014/03/11

クロウ

28
圧倒的。ここ最近読んだ中ではダントツで面白かった。これは非常に自分と相性の良いストーリーだった。新人類レギオンと葬花少女たちの命を賭けた戦い。途中で敵味方が全て反転し、平和は一瞬で崩れ去る、その怒涛の展開に興奮。一つの要素も無駄がなくラストに繋がっていくさまは圧巻。オチへ持っていくまでのカタルシスが素晴らしい。SFダークファンタジー好きはぜひ読むべき。幼なじみ好きも読むべき。2014/10/08

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