内容説明
七大罪(セブン・ギルティ)・盟主の天音先輩と共に、三国志ソシャゲ 『ワロス』 最強の一角である不眠王を撃破した芝居忠太。だが、七大罪のメンバーは、闇の力《課金》を使う新勢力・ダメポや他の強豪プレイヤーから執拗に狙われることに。さらには究極のカードと異能の五本指を持つゲームマスター・虚無の王とも戦うことになり……ていうか、GMなんて倒せるの!? 学園青春ソーシャルコメディ第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1_k
3
おお、ものすごい成長ぶりだ! 冬将軍のごとき圧倒的な寒さを見せつけた前巻と違い、今巻はまだ読める出来に仕上がっている。前巻が厳冬期のシベリアの寒さとすれば、今巻は春先の寒気程度。しかし、無駄に長く、やはりゲームシステムそのものがあまり面白そうに見えないので、牽引力には欠ける。なによりも、個人的に三国志ネタは全く分からないので、その部分は全て面白味が分からないというのがでかい。一つのネタに頼っちゃうと、読者層が限定されちゃうよね。2013/03/29
シンヤ
3
タイトルに偽りなしの「ワロス」。ネタのワロスなセンスにはある意味ときめきを感じます。絶妙なところで滑らせるし、ネーミングがいいセンスだ(。滑ってる感じが微笑ましくてよかったな。形容の仕方はなかなかうまいと思います。展開はオーソドックス感じで落ち着きましたが、登場人物配置的には好印象かなと。前巻同様に「ゲーム性」「三国志」設定があまり活かされ切れてないのが惜しいといったところ。テーマの「課金」の表現の仕方は、読めやすくはあったけど、いい形容だなと。一貫した滑ってる感じ雰囲気がまさに「ワロス」でよかったかと。2013/03/13
尚侍
2
面白かった。初巻の勢いが薄れた分内容的に煮詰まった感じで、続刊としての体裁がきちんと整っていて、勢いだけで描いた作品ではないところがよかった。続きを書けそうな終わり方でもあるし、ここで終わってしまっても不自然ではないという流れだったけど、個人的にはここで終わってしまってもいいのではないかと思う。オープン化されるとリアル世界の世界観が広がりすぎてしまって収拾がつかなくなりそうなので、その点がうまく解決できなければここで終わりでもいいかなと。ただ内容的には面白かったので続刊が出るようならば読んでみたいですね。2013/03/20
からから
1
完結巻。兄が不登場なところを見るに打ち切りなのかなぁ。面白いし、すごく綺麗に終わったから技量は間違いなくある作者さんだと思う。……やっぱタイトルが悪かったんじゃないかな2014/08/05
andy
1
「誰もが己の願望をこの3.5インチの世界の向こうに込めて見つめているんだろう」たった3.5インチの画面の向こうに願いを込めたことは、きっと誰しもに経験があるはず。ゲームじゃなくてもね。ところであれよあれよという間にβ版が終わってしまったのですが…あれ?続くんだよね?2013/03/31