遺言 日本の未来へ

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遺言 日本の未来へ

  • 著者名:日経ビジネス【編】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 日経BP(2015/08発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784822279226

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内容説明

戦後70年――。2015年夏、私たち日本人は大きな節目を迎えます。

日本の安全保障のあり方が大きく転換しようかという今、第二次世界大戦下の日本を直接知る先達に、戦争とは何だったのか、戦後復興、高度経済成長とはどんな時代だったのかを語ってもらうことは、極めて意味のあることでしょう。

そこで経済界、政界、文化界などで戦後の日本を支えた重要人物31人に、日本の未来に向けた「遺言」をいただきました。焼け野原から輝ける時代を築いた当事者には、若い世代にはない強烈な視座があります。混迷の時代を生きる日本人が、この先失ってはならないものとは。未来を拓くために受け継ぐべきものとは。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

34
生き方を極めた人の言葉から謙虚に学び、未来に生かす(2頁)。スズキ自動車の鈴木修氏は、他人に迷惑をかけず、正しく生きる最低限のモラルを守ってほしい(23頁)。宮内義彦オリックスシニア・チェアマンは、45歳ならチャレンジするという(58頁~)。エステー会長鈴木喬氏は、何が怖いかといえば、戦争が怖い(170頁~)。一度戦争が起こると、経済がどうのこうのの次元とは違う。死ぬか生きるか(172頁)。アース製薬特別顧問大塚正富氏は、使命は、クリエーティブな商品を出して世の中のお役に立つこと(190頁)という2015/12/31

石川さん

3
大企業創業者などによる若者への提言(遺言)集。ほとんどの方が、戦争を紙一重で生き残り、戦後の混乱期を「なにくそ」で乗り切っているので、言葉がとても重い。「高度成長できたのは(パージなどで)古い世代がいなくなったから。」「戦後混乱したのは日本だけでなく、ドイツもフランスも中国もそう(確かに!)。」「戦争中でもアメリカの雑誌は日本の強み弱みの分析をしていた。日本はただただ「鬼畜米英」。」経営者の手柄話と説教だけではないです。お薦め。2016/01/14

HALI_HALI

2
大変な良書。戦後を駆け抜けた方々が、若者に対して伝えたい思いを簡潔に述べている。お言葉を拝聴したという感覚。楽しい人生を自ら作ること。そのためには、日々、自分が出来る事、やりたい事を泥臭く前へ前へ押し進める事。前へ進むには一人では限界がある。共通の目的を持つような同志と手を取り合い、団結して物事を成し遂げれば良い。だからこそ、己の人間性を磨き他者への共感を持つ事が重要なのだ。全ては、「どう生きて、どう死ぬか」の一言に尽きる。2017/03/19

mameshiba3

1
第二次世界大戦を経験している社長、著名人達へのインタビュー集。そうそうたる顔ぶれ。今はなき堺屋太一、佐藤安太、佐々木正、堀場雅夫さん等のメッセージも。「はじめに」の部分に記載されているが、戦争を体験して生き抜いてきた方々の言葉に凄み、迫力がある。インタビューを受けた全員が共通して言っている言葉は「戦争は絶対にやめたほうがいい」。メモに残しておきたい言葉が沢山ある。20代、30代はもちろんあらゆる世代に読んでほしい本。もっとこの本が知られてほしいと思う。2019/03/31

aponchan

1
表題が少し重い一方、巻頭の写真で著名人が多く少しなごみ、最初のスズキ会長のベランメイ調子で勢いづいて読了。 若い時に戦争体験をされた方が多く、その分、生かされた人生をどのように歩んできたか、若い人にどのように人生を歩み、チャレンジして欲しいかを強く訴えかけられたように感じました。 「若い人」の捉え方により、読者ターゲティングが微妙なところもありますが、心に突き刺さる多くの言葉があり、考えさせられる一冊になりました。2018/05/22

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