内容説明
これは14歳の少年が「理想の医者」について書いた小さな本です。
その少年、山田倫太郎くんは生まれつき心臓に重い障害をもち、赤ちゃんのとき何度も手術を受けましたが、根治は難しく、今も酸素吸入器をつけて暮らしています。
あるとき4歳になった倫太郎くんの弟が「医者になってお兄ちゃんを治す」と言い出しました。それを聞いた倫太郎くんは、将来医者になるであろう弟や、将来医療を志すであろう若者たちに向けて8カ条からなる文章を一気に書き上げました。
「患者が望む理想の医者になるための8カ条」には、それぞれに倫太郎君の体験談が語られ、なぜそれが大切なのかがていねいにつづられてゆきます。
この文章に感動した現役の医師や医療関係者が仲間たちに紹介することで広がりはじめ、いまや新聞やテレビなどのメディアが取り上げたことで大きな話題になっています。その文章の全文を掲載したのが本書です。
ほかにも「命の尊さ」や「差別」について書いた倫太郎くんの文章、独特の感性がつむぐ詩なども収録しました。
いま日本中の医師、医療関係者にぜひ読んで欲しい一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タク
4
B 心臓に障害を持つ中学生の筆者が、医者に必要な心構えを、自身の経験を踏まえて書いたメッセージ本。 中学生が書いたとは思えない、素晴らしい文章だと思う。2019/03/02
suiu
3
倫太郎さんは、会ったこともある地域の子どもなので、本が出版されたりテレビで紹介されたりすると嬉しいです。2015/12/07
桜咲
1
24時間TVで偶然知ることとなった倫太郎くん。とても魅力的な倫太郎くんのことをもっと知りたいと思った。先天性の心臓の病のため、何度も手術を受け、入院を繰り返してきた。倫太郎くんの病を治す医者になると弟くんが言ったことから、患者の立場からのメッセージを記している。2024/10/19
Yukiko Ogata
0
読んで良かった!
海戸 波斗
0
差別っていじめって何だろうと考えた。お隣の韓国に伝統的な舞踊があり、アフリカでは、ものと同類人称。日本では親の因果が子に報いって昔からの伝承や言い伝えは間違ってるのなら、なぜ衰退していかないんだろう?必要なものだからじゃないのか?私は、必要でしょってことで生き延びてみる。2015/10/29
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