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内容説明
三つの夢を叶える契約を悪魔と交わし、立身出世を望んだ下級武士・一塁半里(いちるい・はんり)。魑魅魍魎が跋扈する幻想物語『百物語』の他、『月と狼たち』など傑作3編を収録。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>MT62『ライオンブックス』2巻収録/MT65『ライオンブックス』5巻収録/MT179『ゴッドファーザーの息子』収録 <初出掲載>『百物語』 第1部 放浪編、第2部 恐山編、第3部 黄金編、第4部 下克上編 1971年7月26日号~10月25日号 「少年ジャンプ」掲載/『ブタのヘソのセレナーデ』 1971年5月24日号 「週刊少年ジャンプ」掲載/『月と狼たち』 1972年1月17日号 「週刊少年ジャンプ」掲載/『モモンガのムサ』 1971年11月22日号 「週刊少年ジャンプ」掲載
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
MICK KICHI
65
手塚さんの漫画に出会ったのが、BJや写楽の連載を週刊で読めた幸せな幼少時代で、「ライオンブックス」はその直前なので、読んだ記憶が無い。短編集としての味わいでSF、海外名作の翻案、人情物とバラエティに富んでいて、神様の妙技を随所に堪能できる。第1巻が特に短い中に味わい深い好みの作品が多く甲乙つけがたいラインナップ。第2巻以降は少し長尺になり、趣きを変化させてくるが、情緒溢れる「おふくろの河」「白縫」は名作。シリーズ中最も力を入れたと思われるファウストの翻案 「百物語」が特にペンの冴えを見せ代表作並みに秀逸。2020/04/03
瑪瑙(サードニックス)
26
『百物語』お家騒動に巻き込まれた侍が悪魔の娘に助けられ、3つの願いを聞く代わりに魂を渡す約束をする。娘と一緒に過ごす内にだんだん人として成長していく姿がいい。『ブタのヘソのセレナーデ』日本も核兵器が持てるようになった未来。ある科学者が人体に核爆弾を埋め込んだと発表した時から埋め込まれた彼の運命が狂い始める。どんでん返しのラストが良い。『月と狼たち』貧しくて地球を飛び出した友人同士がひょんなことから敵同士になる。『モモンガのムサ』家族に見捨てられ年老いた楠の元で育ったモモンガのムサの生き様。ラストが切ない。2025/11/03
ホームズ
6
『百物語』『モモンガのムサ』が良かった(笑)『モモンガのムサ』は結構シビアあ感じが出ていて良かった(笑)『百物語』は悪魔と契約した主人公と悪魔の女とのやり取りが面白かった(笑)結末も予想はできたけどいい感じでした(笑)2010/09/22
ふろんた2.0
5
★★★★2018/04/13




