内容説明
弁護士。それは、基本的人権の擁護と社会正義の実現を職務とし、訴訟や申し立てをした依頼人のために戦う、清廉潔白な社会的エリート。 灰水縁も、そんな弁護士の一人だ。腕は確かで、超美人。ただし不健康なまでに白い肌は、まるで死人のよう。なぜなら……彼女は薬中だからだ。そう、四六時中ラリっている。口癖は「世の中、バレなきゃ何でもアリなんだ!」。法の穴をくぐりぬけ、今日も彼女は依頼人を救っていく――。 史上最低の美人弁護士と、純朴で腹黒の少年助手が繰り広げる、知的でポップなリーガルドラマ、登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
20
女の子と見間違える男の子の豆柴が働く灰水弁護士事務所の灰水縁は薬をやめられないヤク中で,バレなきゃなんでもあり,法の抜け穴を使って依頼主の問題を解決する史上最低の弁護士だった。その下で働く豆柴も金に汚い悪徳助手で、そんな二人が二人なりのやり方で依頼人を救っていく…。女版リーガルハイの古美門研介って感じかなw?ヤク中で依頼主に対して厳しい要求をするも、それは本当は依頼主を思っての心優しさ。豆柴への態度は完全に少女で可愛かったなw自分が最低のやり方,存在と知りながらもその方法しか出来ない不器用さが可愛いw→2014/08/09
ymartak
18
弁護士とその助手が主人公ではあるが、それほど専門的にはならず、法律のワンポイント知識を交えつつ、テンション高く、テンポ良くドラマが展開していく。登場人物のバックボーンの説明が弱めだったり、二人の関係性の優劣が不安定だったりと、ラノベ的な文法が強めなのが、個人的にはちょっと苦手でした。2013/08/29
ひよこ
14
史上最低とまでは言えない2015/09/30
zaki
14
タイトルと最初の冒頭の入りの印象では本気で最悪な弁護士だなと思いましたが、読んで行くにつれて灰水さんに対する見え方が変わっていきました。そして、弁護士という仕事について深く考えさせられました。全体的にすごくお面白かつたです。恋愛要素も入っていてラストにはちゃんと灰水さんと豆柴くんと進展してくれてうれしかったです。当たりな本でした。2013/08/29
れんてつ
11
灰水(女弁護士の)豆柴(助手)への感情が何か生々しくてエロかった。薬が切れた後のネガティブ灰水超かわいい! 最低といっても、ちゃんと弁護士はしていました。 バイクについては若干悪知恵がつきました(笑) 続きが出たら買いたいです。2013/09/01