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内容説明
華蓮(かれん)は、偶然見た自分の戸籍抄本に不可思議な記載をみつけた。亡き年下の姉の存在。記録から消された実父母の氏名。自らの過去に疑問を抱いた華蓮は、隠された真実と封印された記憶を取り戻すため、旅にでる――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nyah
51
実家に帰省した際に、残してた本を処分するよう言われ、持ち帰った。さっき夢十夜を読んでて、「こんな夜だった」を読み、吉野朔実さんの作品で、こういうのあったと思いついつい関係ないもの読んでしまった。あれは何に入ってたっけ?/ 記憶の欠落した女子高生が修学旅行のためのパスポート用に戸籍をとったところ、特別養子縁組で娘になったことがわかる。修学旅行に行かずに、生家のあった地へ行き‥。辛い記憶を封じてたのね。という話。吉野さんはやはり上手い。亡くなられたのが残念でならない。引っ張り出して全部読み直そうかな。2022/12/07
ちぇしゃ
12
再読。自分の記憶に欠落があり、それが自身の家族やルーツに関わる問題だった場合、どうするか。欠落以上に辛すぎる過去を受け止めなければならない場合、記憶を取り戻したことを肯定できますか?そしてその辛すぎる記憶を共有してしまった相手を今までと変わらず接することができますか?物語はささやかな日常の中から生まれるずれと疑問から始まり、真実を突き付けて相変わらず唐突に終わる。あのラストに待っていた光景と、最後に怜が華蓮に向けて切実に訴えかけたセリフ、すべてがこの結末に向かっていたのだと思わず涙がこぼれた2017/07/18
しい☆
4
うっかりすべての本を荷造りしてしまって、読む本がない!と悲しんでいたら、棚の奥に置き忘れられていたこの本を発見。面白かった。表題作とそれに関連した霜柱の森、ラストの恋愛家族が好き。霜柱…の「どこの国でも神様ってヤツは ただ見てるだけなんだから」の言葉にドキッとする。2021/05/25
なおこっか
3
吉野朔実さん、もう七回忌なのだな…。SNSで書名が流れてきて、急激に読みたさつのって一気読み。“エキセントリクス”と同じ素材を料理している感だが、圧倒的にこちらの方がわかりやすい。いや、“エキセントリクス”はあのわかりにくさが良いのだけれど。一貫している「自分は何者なのか」の問いは、記憶を拠り所とする老若いずれにもぐさっとくるのではないか。生い立ちそのものが揺るぐほどでなくとも、年を経ることで記憶は次第に変容し、消えてゆくものだから。2024/10/07
スローリーダー
3
父母がどんな人だったか、よく知らない人は結構いるのではないか。僕は幸運にも実父母と生まれたときから一緒だった。でも父母の若い時のことはことは詳しくは知らない。自分のルーツを知らないと心が不安定になる。親を知ることは大事だ。2021/09/27
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