文春文庫<br> 髑髏の檻

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文春文庫
髑髏の檻

  • ISBN:9784167904340

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内容説明

ディーヴァーを継ぐ鬼才の人気シリーズ最新作

宝探しサイトで死体遺棄現場を知らせる連続殺人。天才殺人鬼を兄に持つ若き刑事が挑む犯罪の全貌とは。驚愕の展開を誇る鬼才の新作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

148
ジャック・カーリイの最新版のシリーズ6冊目(実際は7作目)です。今回も地元ではなく、休暇中の出来事でした。前回は都会のニューヨークでしたが山の中で最近はやっているゲームのようなものが小道具になっています。主人公の兄も出てきていつものようになるのかと思いきや若干、最古的な色彩は薄れています。それでも楽しく読みました。スピンオフ作品も早く訳してくれないですかね。2016/08/29

ケイ

122
カーソンの冴えというものは、ジェレミーの恐るべき才能がなくても機能するのだが、カーソンの不用心さをフォローするのはジェレミーであり、そこに兄としての彼の苦悩をみる。ジェレミーの過去についてはすでに語られていても、彼の抱えたものが十分解き明かされてはいない。巻を重ねてもダレていかない稀有なミステリーシリーズだ。今回も、話にひきこまれた。犬の話だけは、後味の悪さがあり、そのように善意に片づけていいものか…。新作が待ち遠しい。2016/02/18

猿吉君

86
カーソン6作目、過去の陰惨な出来事からくる連続殺人、そしてアノ人、安定した面白さです。①一番面白かったのがカーソンの女癖についてアノ人からビシッと言われてしまった事、流石よく判っていらっしゃる(笑)②ヒロインは良い人そうでまた今作限りと思われるのが悲しい。③犯人については後半まで判りませんでした、上手い!④現実にこんなことあったら私でも復讐しちゃうかも、酷すぎます。点数80/100→相棒のハリーはチョイ活躍パターン、でも充分面白かったです。あと一作でストップしてしまうのが実に惜しい良質なミステリーでした。2021/05/26

眠る山猫屋

76
このシリーズの良さは、クオリティが変わらないこと。安定というのとは一寸違う。今回はカーソンが田舎で有給休暇消化中に巻き込まれた事件とハリーが逃走犯を追う事件が平行して進むのかと思いきや・・・。事件の背景に潜むおぞましい闇、またまた登場したジェレミー兄さんの闇。ヒロインのチェリーの男っぽい小気味良さ。全てが(無理矢理・笑)結び付く様は気持ち良い。残忍な連続殺人は物語の3/4くらいで解決したかに見えたけど、またもひっくり返してくれました。ラストの大佐の後悔に、人間が変われる可能性を感じられたなぁ。2017/11/27

ひで📚🏈

58
今日の一言『なにもかも申し訳ない』 やっと読了!後半戦の一気の展開は、さすがカーリィっていうところでしょうか!やっぱ、ジェレミー兄さん最高っす!ここまで事件に絡んじゃうとはwwwハリーがちょこっとしか登場しないのは残念でしたねぇ。最後に…カーソンが白のブリーフを履いてる…っていう衝撃www2015/08/29

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