内容説明
視覚が、触覚が、嗅覚が、人の思考を操っていた
冷たい飲み物を持つと、目の前の人を冷たい人だと感じてしまう。心理学の大革命には、ビジネス、恋愛、子育てのヒントが満載!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おれんじぺこ♪(16年生)
38
ちょっと斜め読みしちゃったけど、なかなか面白かった。確かに人は匂い(香り)や視覚的な色に左右されるところあるもんなぁ♪香りで想い出すこともたくさんあるし。以前、パンの焼きたての香りは癒やし効果、リラックス効果があるって聞いたことあるけど、だからパンを焼くのは飽きないのかなぁ、なんてその時思った(笑)2016/03/09
読書ニスタ
35
身体性や感覚が、心理や思考に大きく影響を与えるという、表題からは想像できないほど、インパクトのある一冊。物理的に温かなものがあると、人の印象も温かいものになる。硬いもの、柔らかいもの、重いものを触れると相手の印象に影響がある。部屋の明るい、暗いで、行動が善悪に振れる。背の高さは強さ好ましさに繋がる。心の汚れは、ウエットシートで拭き落とせる。裸電球など創造性のシンボルを置くだけで、創造性が高まる。赤を纏うと、スポーツなどはパフォーマンスがあがるが、知的な活動だと低下する。女性が纏うとモテる。2019/10/20
ふろんた2.0
26
そうかそうか、今度からオフ会には赤い服で行けばいいんだな。温かい飲み物を添えて。ソファ席のある店を予約しよう。椅子の固いダイニングに妻がいるときに相談や頼みごとをするのはやめておこう。9章の浄めの話だけは意外だったな。2015/11/26
ひろ☆
21
人は無意識に感覚の影響を受けている。温度、手触り、重さ、赤、光、空間、浄め、匂い、閃き。ふぅ~んという感じだったけど、意識して使っていけば、ちょっとしたことにも使える。2015/12/08
くさてる
18
温かい飲み物を貰うと他人が親切に見える、重要な内容だと知らされると本の重みが増す、心理的な汚れを感じると、物理的に洗浄したくなる…それだけ聞くと「ホント?」と疑いたくなるような、でも納得できないこともないような。そんな人間の五感と知覚の関係について、豊富な実験例をもとに解説した本です。眉つばモノかと思いきや、納得いく説明がしっかりされるので面白かったです。具体例も多く、分かりやすい内容でした。2015/10/26