まんがグリム童話 日本の戦争哀史

著者名：安武わたる/空路/近藤厚子/遠野麻紀/板東いるか/天ヶ江ルチカ

ぶんか社（2015/08発売）

• ISBN：9784821177271

内容説明

戦後70年。今こそ語り継ぎたい命の瞬間がある！　見聞に訪れたアメリカ人元記者「ヒロシマの記録」！／特攻隊出撃前夜……見送りの後に遺された一通の手紙／激戦下のひめゆり学徒。本当の鬼はどこにいる…？／遺言を言葉で覚え、生き残った者が祖国で仲間の妻に伝えた！「シベリア・極寒生き地獄」ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[かおりんご]

漫画。広島で被爆した女性の戦後の話。特攻隊で散っていった義理の息子と継母の話。夢半ばにして戦場で亡くなったひめゆり部隊の女学生の話。多くの特攻隊員を見送ったなでしこ部隊の女学生の話。戦後にパンパンとして働かされた女性の話。そして、シベリア抑留の話。どれも涙なしには読めません。特に、『お母さんと呼べずに申し訳なかった』と書かれた手紙は、以前どこかで聞いた話と被って号泣でした。

2017/05/13

[hana-chan]

★★★…これがなぜグリム童話なのかわからなかったが、戦争での悲劇が漫画で伝わってきた。この漫画に登場するのは、ごく普通の人たち。その中で幸せを見つけようとしたり、悲しい別れや経験があったり。戦争とはごく一般の普通の人たちが、不幸になり辛い目にあうことだということが改めてわかった。

2016/11/20