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内容説明
日銀マン、商社経営、経済同友会代表幹事として、戦後復興から昨今の金融危機までを体験してきた著者が、その体験を交えつつ、「強い円」こそ日本経済が目指す道と説いた回顧録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むとうさん
2
元日銀総裁が「円」の歴史と今後についてまとめたもの。と同時に、「速水優自伝」とでも言うべき本。単に円、日本経済について語るだけでなく、日銀行員時代に出席した国際会議について、総裁時代の政策決定について、物語的に書かれているのが特徴。強い円=円高は日本経済の強さの証であり、「輸出のために円安」はナンセンスであると説く。新日銀法下での初の総裁であり、量的緩和など「非伝統的金融政策」の元祖でもあるなど話題に事欠かない。本人も評価は歴史に任せると書いているが、事後に評価するためにも貴重な資料になりそう。2011/04/18
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