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内容説明
鈴木光司が娘に伝える初の「野人力」箴言集。
勝手に水を流すトイレに怒り、娘には婚前旅行を勧める。浪費家の彼氏を褒め、世のマニュアルに腹を立てる。かと思えば会ったこともない娘の友人の恋愛相談に乗る。こんな世間の常識を逸脱した父に、28歳の長女が長年の疑問をぶつけてみたら? そこには、現代社会をサバイヴするための「生きる原理」=「野人力」があった! 『リング』などのベストセラー作家で元祖イクメン・鈴木光司が初めて世に出す箴言&哲学書は人生という荒海を航海し続けなければならないすべての親、若者のための羅針盤。
「生真面目な男は、あまり仕事ができない。不真面目な男には、仕事を任せられない。最も頼りになるのは真面目な野人である」
「意思の自由はない」と認識した時から、真の自由への道が始まる」
「親が子に与えるべきは、舗装された道ではなく、道なき道を乗り越えて進むアビリティである」などなど、娘ふたりを育てた元祖イクメン作家の鈴木光司が長女の質問に応える箴言&解説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダンゴ☆ルッチ
3
面白かったです。「機械に支配されない」のはとても共感できました♪2015/10/05
あまね
3
『リング』や『らせん』で有名な鈴木光司さんが、お嬢さんの美里さんと共著で書かれた新書です。美里さんが小さい頃からのエピソードを紹介しつつ質問し、お父さんである光司さんがそれに答えるという形式。野人のお父さんは、ブレずに娘さんの質問にバッサバッサと答えていきます。硬軟織り混ぜながら、鈴木光司さんの哲学が語られています。是非、男の子に読んでもらいたいな。2015/09/06
ご〜ちゃん
2
高校生のときに悟ったことを今も貫いているのが、すごいと思う。「たいていのことは、他人の視線を気にして、自縄自縛に陥ってるだけなのだ、と。みんなと同じことをしないと仲間たちからのわから浮いてしまうと、不安を先回りさせ、防衛するのは実に馬鹿げているのだ、と。」2016/07/28
anken99
2
鈴木光司氏と娘さんが、1テーマ述べては1テーマ回答するという、対話形式の「親子論」。独特の考え方には大いに共感できるし、だからこそ、こんなすてきな娘さんが育ったのだろう。娘を持つ身としては、大いに参考にさせていただいた。実際の光司氏は、作品からは想像できない「野人」であるのだが、その反面、本当の意味での「やさしさ」を持った人物である。ますます好きになったし、もっと早く読むべきだったと反省。2016/02/04
しゅんぺい(笑)
2
鈴木光司さんの本はじめて読んだけど、こんなふうに暑苦しいひとなのね。いい意味で。自分と似てるところもあって、ちょっとおもしろかった。私も、できるだけ野性的に生きたいなって思ってる。みんなやさしいけど、やさしさを発揮する勇気がないんだっていう話は、めちゃくちゃ共感した。そう、勇気がないねんなぁ、自分も含めて。2015/10/06
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