昨日の海は

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昨日の海は

  • 著者名:近藤史恵
  • 価格 ¥1,600(本体¥1,455)
  • PHP研究所(2015/08発売)
  • 初夏を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/1)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569825908

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内容説明

いつも通りの夏のはずだった。その事件のことを知るまでは……。海辺の小さな町で暮らす高校生・光介。夏休みに入ったある日、母の姉・芹とその娘の双葉がしばらく一緒に暮らすことになった。光介は芹から、心中と聞かされていた祖父母の死が、実は「どちらかがどちらかを殺した」無理心中事件であり、ここで生きていくために事実をはっきりさせたい、という決意を聞かされる。カメラマンであった祖父とそのモデルも務めていた祖母。二人の間にいったい何が起こったのか。残された写真が語るもの、関係者たちの歪んだ記憶、小さな嘘……。そして真相を追う光介が辿り着いた、衝撃的な事実とは……。『サクリファイス』『タルト・タタンの夢』などで話題の著者が、海辺の町を舞台に、青年のひと夏の冒険と成長を描く、切なくてさわやかな青春ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まちゃ

315
四国の海辺の小さな町に両親と暮らす高校生・光介が25年前の祖父母の心中事件の真相を追う青春ミステリー。ミステリー感は少なめで、全体的に淡々とした印象でしたが、祖父母の死の真相に向き合うことで動き出す家族(光介と両親、伯母・芹とその娘・双葉)の姿が心地良く、読後感は良かったです。2016/09/22

紅はこべ

270
似たような設定の話がクリスティにあったような…。近藤さんの少年を主人公にした成長物語って珍しい。悪意のある人物がいない、白い近藤さん。これといった取柄や夢がない思春期の悩みが切実だ。芸術家に付き合わされる普通の人間の悩みも切実だ。華子さんの心情を察すると切ない。2016/09/29

hiro

262
偶然だが『小暮写眞館』に続き、男子高校生が探偵役の作品を読んだ。四国の南側、海辺の小さな田舎が舞台。主人公光介が自分の生まれる前のカメラマンの祖父とそのモデルだった祖母の心中事件の謎を解いていくという青春ミステリー。さらりと一気に読めた。ただ『私の命はあなたの命より軽い』を読んだときも感じたが、方言を全く使わないのに違和感を感じる。最近読んだ高知を舞台にした大崎梢さんの『夏のくじら』は、高知弁を使っていたが大変読みやすかった。東京からきた双葉の心情を描くためにも、標準語と方言の使い分けが必要だと思った。2015/08/18

takaC

215
海辺の町を舞台とした切なくてさわやかな青春ミステリー。とのことだったが、これを「さわやかな」と修飾するのはちょっと違うのではないか。読者には容易に予想できる真相だったので結構もどかしく読んだ。2016/01/21

いつでも母さん

179
疎遠だった伯母とその娘が実家に来てからの一夏の話。入水心中の祖父母の謎解きをする高校生・光介の成長がちょっと眩しい。伯母と母(姉と妹か)どちらにも共感出来ず読了に至った。私は写真家の祖父の気持ちも、その妻の気持ちも分からぬ唐変木のようだ。(いや、その妻の気持ちはちょっとは分かるか‥‥)近藤作家、私には今作はどうやら向かない作だったなぁ。2015/09/10

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