新潮新書<br> 北朝鮮・絶対秘密文書―体制を脅かす「悪党」たち―

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北朝鮮・絶対秘密文書―体制を脅かす「悪党」たち―

  • 著者名:米村耕一【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 新潮社(2015/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106106088

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内容説明

記者が秘かに入手した、あの国が「絶対秘密」と指定する内部文書。そこには、統制に抗い、管理から外れた「悪党」たちのたくましいまでの行動が描かれていた。金鉱山のヤミ採掘、放射性物質の密輸出、世界遺産地区からの文化財窃盗──。数々の経済犯罪は、市場経済の拡大から露呈した国家管理の限界でもあった。文書分析と北朝鮮住民たちへの直接取材の積み重ねから、閉鎖国家の現在と、その体制崩壊への道筋に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

calaf

15
北朝鮮では、経済的困窮に際して、真面目で素朴な人々から死んでいく...そして残った人々は、ある意味ずる賢い人々が大半。そして彼らは初歩的な資本活動を行うものが大半(でないと生きていけない)であり、体制崩壊への道はどんどんと進んできているらしい...。北朝鮮の検察のまとめた秘密文書から読み解く、北朝鮮の現状と今後。結構納得。2015/04/04

湘南☆浪漫【Rain Maker】

1
近くて遠い国。 北朝鮮だからって、全ての人が従っているかと言われればそうじゃない。 表立ってはいないけど、悪い人はどこの国にもいる、と。 こう言うのがコントロールできているうちは良いけどね…。2018/02/06

伊藤秀仁

1
北朝鮮の検察文書や北朝鮮住民への取材を通して、金正恩体制下の北朝鮮での変化を指摘している。「悪党」と本書では括られている犯罪者たちが地方を中心に活発に活動しており、放射性物質や国の重要文化財にも手を付けるほどになっている。また、「悪党」と地方の軍隊や官僚と結びつき、中央に隠れて蓄財している。日本と北朝鮮は地理的にも隣国であるため、大きな変化が起これば日本も影響を受ける。著者は幾つかのシナリオを提示しているが、最終的に北朝鮮がどこにどのように着陸するか分からない以上、日本はその為の準備を怠ってはいけない。2015/03/06

原玉幸子

0
雑誌・新聞情報かと。(●2015年・春)2019/12/19

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