内容説明
高校ダンス部の部長に指名された西原あずさ。前部長への恋心から引き受けるが、部員たちの反感を買ってしまい、主力メンバーが全員退部。残ったのは、落ちこぼれの幽霊部員3人と、誰よりも踊るのが上手だが無愛想で協調性のない美少女・愛海だけ。なんとか部を続けようとするあずさは、伝説のダンサー・ケニー長尾と出会い、コーチを頼むのだが……。少女たちのきらめく青春ダンス小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アポロ
37
いまいちノリきれなかった!ダンスは小説で伝えるのは難しいのかな!?2020/02/08
keith
20
ダンス部の落ちこぼれ少女たちの青春小説。ベタな展開ですが、軽快に読めました。2019/04/07
さくさく
9
落ちこぼれのダンス部が伝説のダンサー・ケニー長尾と出会ってトントン拍子に上手くなっていく物語、ではない。ケニー長尾はニセモノで主人公あずさの家に居候するニートだし、あずさが憧れる先輩もとんでもないクズ野郎だし。誰も完璧な人間なんていないというメッセージが暗に示されているけれど、小説で読むとどうもダンスの魅力が分かりにくい。映像をみるとまた違うのかもしれない。2020/10/17
咲穗
6
高校生の部活ものはキラキラしてる… 先輩の末路にちょっと笑ってしまった…2023/09/18
yamakujira
5
高3になったあずさは、先輩の指名でダンス部の部長になった。ところが嫉妬する他の部員が退部してしまい、残った部員は5人だけ、廃部の危機を迎えてしまう。東京から転校してきたダンスの上手い転校生、熱意も実力もない部員、あずさが見つけた怪しいコーチの男、あずさを敵視する元メンバー、晴れ舞台での失敗と成功、予想通りのベタな展開だけれど、いかにも青春小説って感じがいいね。クールダウンみたいなエピローグに、現実を突きつけられるようで苦笑してしまう。ところで、男性部員は前部長だけだったのか。 (★★★☆☆)2019/06/11