星空のオンエア - 午前0時のラジオ局

著者名：村山仁志

PHP研究所（2015/08発売）

• ISBN：9784569763972

内容説明

アナウンサーのあおいがラーメン屋からの帰りに出会ったかつての恩師の秘密とは？　アシスタントの佳澄が、相棒の優に大胆な行動を取ってしまった事情とは？　そしてディレクターの陽一の前に突然現れた「死神」の真の目的とは？　午前0時からの番組を担当するラジオ局の新米アナウンサー・鴨川優の周りで起こる不思議な騒動を、現役アナウンサーが心温まる筆致で描く人気シリーズ第三弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はつばあば]

夜中は霊が、逢魔が時には幽霊や妖怪が・・。なんとも怪しげなラジオ局だがちゃんと人も人として仕事に励む。？今頃何を言ってるのかって？。そんなことは１話で記入するものだろっ。いえ霊が段々恐くなってきまして・・。その癖、目が離せない。傷ついた霊が、人がこのラジオ局に集まってくるのですから、ましてや死神まで！。次巻は３月とか・・佳澄に付く黄金色の瞳を持つ子の事をもっと知りたいし、アリッサの柔らかな笑顔をみられるような内容だったらいいな

2015/11/19

[じょんじょん]

『午前０時のラジオ局』シリーズ第３弾、『星空のオンエア』優と佳澄を中心に４篇と番外編。前作でもそうでしたが、第一話はほのぼの篇、海野あおいにまつわる話。それにしても、あおいさんは本当に気づかないなんて。第二話以降だんだん話はおどろおどろしく展開します。でも、あおいさんの恩師や座敷童やアリッサのおかげで、平和に着地。死神が出てきたときは優はだめかと思ってしまった。死神も芳江先生のおかげで幸せに成仏、読み手もほっと安堵。優と佳澄の距離は近づいたけど、まだ恋にならないのですね。海のシーンは甘酸っぱくてよかったな

2019/01/14

[ぶんこ]

シリーズ3巻目で、いつにも増してオドロオドロしくなってきて、嫌だなと思っていたら、死神少年と芳江先生が出会い、お母さんと一緒に帰って行く場面ではウルっときました。芳江先生がいいですね。一言ひとこと、言動の全てがカッコいい。死神は似合わない優と佳澄の優しい世界。禍々しさとは無縁でいてほしいです。

2017/10/29

[らむり]

連作短編集です。最初のお話は良かったのですが、だんだん児童書っぽくなってきて残念。表紙の絵で気づくべきでした…。

2015/08/29

[タルシル📖ヨムノスキー]

第3巻は先輩アナウンサーのあおいさんの話から。まさかラーメン通だったとは驚き。しかもなんというかかなり男っぽい豪快な食べっぷりでカッコいい！…でこの話は恩師・芳江先生との再会の話だけれど、まさかの展開に最後グッと心を鷲掴みにされました。後半はいよいよというかとうとうというか死神登場！ホラー系は苦手なのでちょっと心配しましたがコレもハッピーなラストでホッとしました。それにしても優さん、霊感は物凄いのにあっちの方はかなり鈍いのか、佳澄ちゃんとの関係はアクシデントと周りの助けもあって、やっと一歩踏み出した感じ。

2021/11/26