創元推理文庫 海辺の幽霊ゲストハウス

著者名：Ｅ・Ｊ・コッパーマン【著】/藤井美佐子【訳】

東京創元社（2015/07発売）

• ISBN：9784488259037

内容説明

ニュージャージーの海辺に建つヴィクトリア様式の屋敷を買ったアリソン。シングルマザーの彼女は、築百年以上のこの屋敷を自らリフォームしてゲストハウスにし、9歳の娘メリッサと新しい生活を始めようとしていた。だがひょんなことから、屋敷に取り憑いているふたりの幽霊が見えるようになってしまう。それは、屋敷の前オーナーでツンツンしたマキシーと、気弱な私立探偵のポール。誰に殺されたか調べてほしいというポールの頼みで、調査を手伝うことにしたアリソンだったが、事件が起きてしまい……。明るく楽しい、コージーミステリ・シリーズ第1弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[み]

殺された探偵の幽霊と離婚した女子のペアって設定が目新しくないのが残念なり。幽霊とコンタクトできるヒトが１人じゃないのは珍しいような(^.^)ママがカミングアウトしてから楽しくなりました。父の幽霊だったら、あたしも逢いたいなぁ♪

2015/11/11

[はるき]

新シリーズ開幕なんだが色々詰め込みすぎな感じ。幽霊とミステリーってあるジャンルだけど、今回は少し食合せが悪い？可愛い話ではある。

2016/05/20

[DONA]

ゲストハウスにしようと古い屋敷をリフォームしていると、その屋敷に住む（？）幽霊２人（？）に遭遇します。なかなか面白そうな展開でワクワクしていたのですが、何せ、幽霊たちがかわいくない！憎まれ口はきくし、工事の邪魔もするし。同情する余地もないほどイライラしました。主人公の娘と母親は良い味を出していたので、２人が出てくる場面では楽しく読めました。

2015/08/25

[かもめ通信]

書評サイト本が好き！をつうじての頂き物。特技はＤＩＹ宝は愛娘という主人公と気は優しいが幽霊♂という新米探偵。センスはいいが性格が悪い幽霊♀としっかりものの小学生。海辺に建てられた年代物の家に同居するようになった面々に降りかかった災難？！なかなか楽しいトンデモストーリーなのだけれど、冗長なのが玉に瑕。こういう勢いで読ませるストーリーは一気に読めないと辛いんだよねえ。とはいえ，これはシリーズ第一弾。二人の幽霊とゲストハウスオーナー母娘の探偵物語には，探偵の腕とともに文章の方もこなれることを期待したい。

2015/08/26

[ごへいもち]

評価はまぁまぁ。気に入らない点もあるけど次作も読むかな

2015/08/31