ハヤカワ文庫NF<br> 映画字幕五十年

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ハヤカワ文庫NF
映画字幕五十年

  • 著者名:清水俊二【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 早川書房(2015/07発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150501310

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内容説明

1931年初冬、ニューヨーク。42丁目ではアステアが踊り、裏街ではマフィアが暗躍するこの街に、清水俊二はひとり降り立った。それは日本語スーパー字幕史の本格的な幕開けだった。「七年目の浮気」「ライムライト」「真昼の決闘」など、以来手がけた作品は千数百本!飽くなき好奇心のおもむくままに多彩な経歴を歩んできたスーパー字幕の第一人者がその波瀾に満ちた50年を振り返る。字幕草創期の秘話、谷崎潤一郎との一夕、熱愛する宝塚、と次々繰り出される話題に興味は尽きない。’85年度日本エッセイスト・クラブ賞受賞!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AR読書記録

5
ふうむ。基本、自伝で、字幕翻訳という仕事に理解がとても深まるとか、テクニックや誤訳等の実例に多く触れられるとかいう感じではない。というところはやっぱり私としては残念なんだけれど、でも読み応えはある。華麗なる交友録でもあり(向田邦子は存外豪快)、日本における外国映画史の内部からの貴重な記録のひとつともいえるんだろう。多少のエロ風味もちりばめつつ基本饒舌なわりに、自分の仕事の核心の部分には寡黙になるのは、「自分で語るもんじゃねぇ、仕事で見ろや」みたいな、明治男の照れみたいなものがあるんかなと想像したり。2015/08/28

フォレスト

0
スクリーンで直接清水さんの名前を目にした事がある程度には映画館通いの年数を積んでいますが、昭和初期からこの世界に入っておられたとは知りませんでしたので驚きました。それなりに面白かったのですが、あくまで自伝(かなり個人的な事も臆せず語っていてちょっとビックリ)なので、技術的な面も含めての映画史的なものを期待していた私としてはちょっと物足りなく思いました。もちろんエッセイとしては映画史という面でも十分価値の高い内容ですが、例えば、字幕がフィルムに入るまでの具体的な過程が素人の私には結局良く分からずだなぁと。2010/06/23

満月-ya

0
?1998/02/23

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