中公文庫<br> 豊臣家の人々

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紙書籍版価格 ¥963
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中公文庫
豊臣家の人々

  • 著者名:司馬遼太郎【著】
  • 価格 ¥963(本体¥876)
  • 中央公論新社(2015/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122020054

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内容説明

殺生関白秀次、太閤様以上と囁かれた北ノ政所、桂離宮を造営した八条宮、大坂城とともに滅んだ淀殿母子など、ひとひらの幻影のような豊臣家の栄華のあとを、研ぎ澄まされた史眼と躍動する筆で現代によみがえらせ、司馬文学の魅力を満喫させる連作長篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪風のねこ@(=´ω`=)

135
一庶民から天下を取った秀吉に関わった人々の数奇な生涯を描く。北ノ政所と旧臣加藤清正・福島正則勢、故浅井長政勢である淀殿及び石田三成等の近江閥との軋轢が興味深い。同著作「関ヶ原」では判りにくかった、敵味方に分かれる経緯が詳しく書かれている。淀殿とその乳母がちょっと饂飩すぎる描き方に見えるが大河ドラマ「真田丸」を顧みるにあながち間違いでもないのかも。秀吉の愛情は一方的にも感じ取れ、それ故に憎悪を呼んだのではないかと思う。愛情は、受けるだけではその人を成長させず、他人に分け与えてこそ初めて成長できるのである。2018/07/04

chantal(シャンタール)

65
【司馬遼太郎の二月】すでに様々に語られている秀吉だが、この本は秀吉の家族を取り上げ、その家族を通して秀吉を語っている。晩年まで子に恵まれなかったため、あちこちから養子を取っていた秀吉。お恥ずかしながら、小早川秀秋が彼の養子でさらに小早川家へ養子に入ったとは知らなかった。司馬先生の筆は、まるで教科書を読むような淡々とした語り口で、またちょっと歴史を勉強したくなった。度々登場する、黒田如水についてはあまりよく知らないのだが、ちょうど「吉川英治全集」の中に彼の物語があるから続けて読んでみよう。2018/02/03

Die-Go

59
「国盗り物語」「新史太閤記」「関ヶ原」「城塞」では描ききれなかった豊臣秀吉の縁故の人々の短編集。「豊臣秀次」「小早川秀秋」「宇喜多秀家」「北の政所」「豊臣秀長」「駿河御前」「結城秀康」「八条宮」「淀殿、秀頼」と九編が編まれているが、中には血の繋がりのない者も含まれており、その生涯は豊臣家の一員として権謀術数の中で振り回されまくっていると言う点で共通する。繰り返しになるが長編では拾いきれなかった所が描かれていることで、これまでの物語に深みを与えてくれている。これにて暫く戦国時代からは離れようと思う★★★★☆2016/09/02

kawa

33
殺生関白・秀次に始まり、人垂らしの才人・秀吉に翻弄された豊臣家10人の短編集。面白い。この時代を描く司馬氏の他の小説の読みにもあらかじめ読めて良かったかもしれない。解説文の「歴史のなかの虚像としての豊臣家の姿が、そのなかに、空中桜閣のように浮かび上がる」は言い得て妙。2018/01/23

カムイ

32
秀吉の親族、周辺の人々の物語小早川秀秋、宇喜多秀家、旭姫、などの九編の短編、特に豊臣秀次は悲惨な死に方である、子供可愛さに非ぬ疑いで貶めたのは豊臣の終焉の始まりである、回りまわって関ヶ原の戦いで大敗する石田三成の人望の無さがあるのではないか、ここに出てくる人物は皆悲惨な末路になるが一人だけ往生する寧々だけはそれでも甥っ子の秀秋も早世する全てを読んで見ると必ず徳川家康が絡んでいる事に気づく、秀吉の夢は夢の又夢であった★4点2019/06/01

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