- ホーム
- > 電子書籍
- > 趣味・生活(スポーツ/アウトドア)
内容説明
江川は高校時代、1試合丸々全力で投げたことがないと言われている。必ずどこかで余力を残しながら投げ、それでもノーヒットノーランをいくつも達成してきた。だが、1年秋の前橋工業戦は、江川にとってペース配分を考えず、ただガムシャラに投げた試合であるのは間違いない。なぜなら、理想のボールを投げられる喜びにずっと浸りたかったからである。もっともっと進化するはずだ。そうすれば、自分の理想とする完全なるピッチングができる。江川の投手本能が本格的に目覚めていく瞬間でもあった。(本文より) なぜ江川は史上最高の投手と呼ばれるのか? 作新学院時代の怪物伝説と、知られざる真実がいま明らかになる!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Daisuke Oyamada
2
高校時代の江川をみている関係者がみんな口にすることがある。 高校1年生〜2年生の頃が一番早かった。 打てるとかではなく、当たる気がしない。 ワンバウンドすると思ったら低めのストライク。 ぶつかると思って避けたらカーブでストライク。 バントも怖くて出来ない。 バットに当たるだけでどよめきが起きる。 ぶつかったら死ぬ。 松坂、桑田、ダルビッシュ、最近では大谷や佐々木朗希など。 高校時代から世間の注目を浴びてプロ入りしてから、 高校時代の・・・ https://bit.ly/3O6RKw02022/11/12
うたまる
1
「打てるとかじゃなくて、当たる気がしないんです。軽くヒョイと投げてるのがバットの上を通り、カーブはぶつかりそうなくらいドライブが鋭いし、やってる次元が全然違う」……高校時代の江川卓とそのライバルたちの群集劇。江川を知る者は皆、彼のピークを高校時代だと言う。ノーヒットノーランは当たり前、常に完全試合や奪三振記録を期待される選手だった。そんな江川に振り回された同僚やライバル、観客、メディアの狂奔。そして、その渦の中心にいながら、実はチーム内で静かに孤立していた江川の姿。ああ、当時のピッチングを見てみたい。2016/07/12
kingbear
1
江川世代は、江川の名前を出せば一晩中でも話ができると。同時代を経験出来て良かった事のひとつ。それにしても高一の江川を見たかったなぁ。映像は残って無いのかよぉ。