ガガガ文庫 クロスワールド・アルケミカ

著者名：伊神一稀【著】/加藤いつわ【イラスト】

小学館（2015/07発売）

• ISBN：9784094515626

内容説明

古に結ばれた異世界との盟約がいま――！

２年前。東京に未知の病が流行し始めた。
体の一部に、紋様のような奇妙な痣が浮き出、それと同時に目を覚まさなくなる異様な病。
それが、全ての始まりだった――。

主人公・御影タクトの前に現れた異世界の女・ルナ。
《ゼラ・ハイヴ》という世界からきた彼女の目的は、２年前に錬成されたという、地球とゼラを繋ぐ扉を破壊すること。
２年前から目を覚まさない妹の病、そして２年前からタクトに目覚めた奇妙な能力。
その原因が、ゼラから地球に流入した《ジオ・グラム》という物質によるものだと知った彼は、彼女と共に調査に乗り出した。

少年は、かつてゼラとの間に結ばれた血族の盟約を知り、《ジオ・グラム》を巡る錬金術師たちの抗争に否応なく巻き込まれていく――。

――誰が敵で、誰が味方か。
油断のならない展開が、２人の運命を翻弄する……！

でじたろう氏（ニトロプラス）がゲスト審査員として参加した、第９回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。
イラストは第２１回電撃イラスト大賞・金賞受賞。『千年戦争アイギス　月下の花嫁』などで活躍中の加藤いつわ！

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

謎の昏睡病が流行る世界で、地球と異世界「ゼラ」を繋ぐ扉を破壊する為に異世界からやってきた女性・ルナと主人公タクトは契約を結び共に戦う事になる…な話。異能力バトル作品としては新人さんとしては十分な仕上がりを見せており、ある程度楽しめると思います。ただ全体的に地味というか、設定が殆ど生きていないのが残念。優秀作獲るだけの力量があるのは分かるけど、個性が無いと読んでて飽きてくるんですよね。正直ガガガに求めてるのはこういう優等生タイプじゃないんだよなぁ。次巻買うかは要検討といったところか。

2015/07/20

[真白優樹]

未知の病が流行る東京で、異世界の少女と契約を結んだ少年が戦う物語。・・・正直に言わせてもらえばかなり好みである。特に時間制限付きの一緒にいれる時間というのはいい。・・・けど錬金術要素がちょっと薄くないかなこれ。せっかく錬金術ってジャンルを絡ませているのだからもっとそれらしさを出してもらいたかったな。よくある異世界ものとなっている為、もっと自分だけの持ち味を磨いてほしいと思う。・・・うん、力はあると思うから頑張ってほしい。味方が敵になるって展開も中々良かったしこの先が気になる。 次巻も楽しみである。

2015/07/19

[水無月冬弥]

伊神一稀先生の　#ラノベ　内容的には悪くないんだけど、淡々としているのでいまいち感情移入できないのが残念。あとバトルが単調なのがね、まあ、単一能力なのだから仕方ないんだけど……。

2015/08/16

[FF5]

第９回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。主人公は異世界の少女と出会う。ボーイ・ミーツ・ガール、能力モノ、異世界とあってまあまあ全体的にはテンプレートに及第点というところなので、後は強気ヘタレ系ヒロインを好きになれるかどうかというところなので、ある程度は好みかなとは思います。終盤のどんでん返しも決して悪くはないんですが、まあこの分野はひじょうに多くの作品があるので、なかなか厳しいところだなあと思わなくもないですね……

2015/12/24

[詩川あかり]

荒さもあるけどデビューだしケモミミだし。わりと仮面している理由わからないけど 仮面嫌いになれないw

2015/11/26