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内容説明
山川草木・花鳥風月の森羅万象に祈りを捧げる日本独自の神仏観は、いかにして形成されたのか? 日本文化の底流を成す神仏習合の歴史を見直し、不安に満ちた現代社会において日本的霊性が持つ可能性を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ステビア
15
これが新年一発目というのも釈然としないが…(笑) レポート用。2015/01/05
ムンムン
3
日本の宗教(神道、仏教)の歴史的背景を描いた本である。 日本は神仏習合が基礎となっているというのは知っていたが、そもそも、縄文時代以降、「神神習合」という土台があったということは知らなかった。 そういった特異な土壌で生まれた日本の文化を私は誇りに思う。2016/11/12
猫の毛
2
(大学ゼミ課題図書・再読)日本の宗教史を古代から現代まで通して説明した良書。タイトルどおり神仏が中心だが、儒教や国学も出てきて幅広く、これらが習合するのが日本の宗教であると謂う。時折筆者の個人的体験・主張が出てきて鬱陶しいが、全体として丁寧に説明されていて分かりやすい。通史を扱う分、個々の説明は浅めなので、それぞれ個別書でもう少し勉強しないと、雲を掴むような話で身に付かない感もある。2014/01/04
わ!
1
「神は在るモノ、仏は成る者」上手い表し方だ 。 タイトルにある「神と仏の出逢う国」と題して、神仏習合を説明するにも、日本の神道にはもともと「神神習合」の気質があって、それをして神仏習合を説いてゆく。 この本で説明されている通り、神道の神様は、とても激しくくっついたり、また、分裂したりしている。これを時代の変遷による、ごく普通の情報としての流れ…として、取り入れる研究者もいれば、古代豪族の習合と分裂を意味するものだ…と取る研究者もいる。おそらく、どちらも正しいのだろう。2009/10/05
ちぃ
1
神仏習合~神仏分離について知りたかった。 目的は達成できたし神道のバックグラウンドもよくわかった。 後半はほぼ民俗学。 とりあえず、「○○まじ神なんだけどー!」って使い方は日本人的神の起源から考えると全然間違ってない。
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