内容説明
スタイリストの草分けにして現役73歳!
デヴィッド・ボウイ、イギー・ポップ、布袋寅泰、忌野清志郎、YMOからももクロまで! ロックをごくごく飲み干した日々を綴る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井月 奎(いづき けい)
28
時代が良かった、それもあるでしょう。運が良かった、もちろんもちろん。才能に恵まれているから、その通りです。それらを力いっぱい掴んで引き寄せて抱きしめてこそ、味わえる醍醐味があります。デヴィッド・ボウイの撮影に同行していた彼女は、山本寛斎の服を着させようと思い、寛斎を執拗な国際電話で東京からロンドンに呼び出します。歌舞伎の引き抜きのアイデアを取り入れた衣装はボウイのコンサートにおける目玉ばかりではなく、少しオーバーに言えば、ロック・コンサートにおける伝説となりました。彼女の熱意と行動が歴史を作ったのです。2015/11/28
barabara
20
表参道のヤッコさんとダブりが多い。ロンドンやニューヨークでの活動、山本寛斎の天才っぷりなどはすごく面白かった。興味があるとキラッキラッして夢中になる人なのがよく分かる。人を大事にしてまた大事にされる人。自分にはない部分を沢山持っていて、羨ましいのを通り越して、こういう人生もあるのか…才能があって可愛がられるって素晴らしいな…と。2015/11/07
Cちゃん
10
とても良い時代に才能にもチャンスにも恵まれ、そして勇気があり、自分の思いを曲げずに生きている人。ホントにうらやましい。それにしても1970年代は洋楽も邦楽も才能溢れるアーティストがいっぱい居たなぁ…。2016/04/22
うさうさありす
6
この本を読みながら、ヤッコさんが駆け抜けた「良き時代」を羨ましく思っていた頃、真逆こんなにも早くデヴィッド・ボウイの訃報に触れることになろうとは思ってもみませんでした。清志郎さんもしかり、一つの才能が消えるたびに切なくなってしまいますが、彼らと一緒に仕事が出来たと言うだけでも、貴重な経験をされたのだなと思わずにはいられません。時代が良かった事もあるのでしょうが、ヤッコさんが仕事を通して作り上げた人脈は、何物にも変えられない宝だと思います。2015/08/02
みこれっと
2
ヤッコさんの本ではわりと新しめ?しかしこの人元気だな!ウチの親と変わらないのに(笑)それにしてもなんと賑やかに生きてきた人だろう。つらいことも明るく流すように見えるのは人柄でしょうか?なんといっても笑顔がパワフルです。良い笑顔!しかめっ面じゃ良い仕事は逃げていくんじゃないか?そんな風にも思えてしまう。時代の波と言うかうねりにうまく乗り切った感じにも見える。ちょっと裏山(笑)2019/09/29