内容説明
今回の旅は、アリアナにとって初めての冒険だった。これまでずっと支配的な父の言うとおりに生きてきたけれど、いま初めて父にそむき、夢を―母の夢を実現させるのだ。八歳のときに死別した母は、アマゾンを旅して蘭を収集し、それを絵に描いて、本として出版したいと願っていた…。母のように上手には描けないかも。でも、やってみなくては。興奮と不安を覚えながらブラジルの空港におりたつと、アリアナはハンサムで逞しい男性の出迎えを受けた。父の手配した現地ガイド、レイフ・アントニオだ。いきなり手に口づけされ、顔を赤らめて恥じらった瞬間、レイフの目が険しく光る。いったいどうして?アリアナは狼狽した。甘やかされて育った愚かな娘だと嫌われてしまったの。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mum0031
2
蘭の花の本を出版する事を夢見るアリアナと、ペルセウスの傭兵で森林警備員のレイフ。 アマゾンでのスケッチ旅行任務にレイフがつく。 才能豐かアリアナに、引かれて行くレイフ。 2017/12/21
akiyuki_1717
2
何だろう、無理やりペルセウスに持っていく感じが、嫌味なぐらいだった。ヒロインがオドオドオロオロシド押しだったのに、死ぬ程の体験もなく、ものの二週間で、行って帰ってくるほど人格が変わるはずもないと思う。その上つてもなく、ウェイトレスをしながら出版社を回って半年で本を出せるようになるなんて、出来すぎでしょう。それで飛行機代も稼げたって、半年間どこに住んで、何食べてたんだろう?ヒーリングや精霊はいいけど、この作品はあまりに子供騙しのような展開で、斜め読みした。2017/12/06
ちはや
0
2002.4.17 ★★★☆泣
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