内容説明
“都市の幸”で暮らす。そのとききみは、政治、経済、労働、あらゆるものから解放され、きみ自身にしかできない生活を獲得するだろう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
36
コンビニの廃棄食品やごみ捨て場のごみを都市の幸とし、自らの手で住む場所を作り、様々な生きる知恵を身につけた路上生活者の人たちを取材した本。東京などの都市でないと出来ない生活ではあるし、捨てる人あればこその生活だけれども、これを読んで思ったことは、実際に、この本に書かれているような生活をしよう!ということではなくて、就活に失敗したり、会社が倒産したり、リストラされたりしても、それで死ななくてもいいということ、生き伸びろ!ということではないかしらん。2015/05/31
ひろ☆
19
読んでみたら、ホームレスマニュアルだった!台東区の毎朝の炊き出しや段ボールの保温性には驚き。冬場寒いだろうと思ってたけど、違うんだな。2015/08/12
shikada
17
タイトルは格好良いけれど、要は都市でホームレスがどうやって稼ぎ生活するかという本。海の幸山の幸というように、都市には都市の幸がある。都市で毎日大量に捨てられる服や貴金属や、定期的な炊き出しなどを活用すれば、家も仕事もない状況でも生活できる。家はダンボールハウスか、空の貯水槽。電気は太陽光パネルで作る。自分はこういう自給自足(?)を実践するつもりは今の所ないけれど、今の自分の暮らしは、衣食住の大部分が外部に依存しているな、と読んでいて気づいた。2019/06/12
Nobuko Hashimoto
17
海の幸、山の幸ならぬ「都市の幸」、つまりコンビニや居酒屋の廃棄・余剰物、炊き出し、ごみに出されたさまざまなもの(衣服、大工道具、貴金属、酒やたばこもあるという)だけでも人は生きていけることを紹介している。土地の所有、実はもろい今どきの家に住むこと、いろんな余分なものを持ち、廃棄する生活等々について考えさせられる。河川敷に手作りの居を構え、畑を耕し、竹林をつくり、自給自足している人の暮らしぶりには憧れさえ抱いてしまいそう。2015/04/23
ふろんた2.0
15
生きなければならないとなったら案外なんとかなるかもしれない。あと、路上生活者でも電力を取り入れてる人もいるんだな。2015/04/14
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