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内容説明
「ぼくは、あいつが すきじゃない。だって、いっつも いばってるし、らんぼうだし、じぶんかってだし。 それに かおが なんか おっかないんだ。」「ひるやすみ。 あいつは グラウンドで ヒロキたちと ドッジボールをする。 ぼくは きょうしつで タカシくんや ショウちゃんと けしピンだ。」「きょうの ごごの たいいくは、ににんさんきゃく。 うんどうかいの れんしゅうだ。 ぼくは あんまり やりたくない。 はしるのが とくいじゃないから。せんせいが いった。 『せのたかさの じゅんばんで 2れつに ならんで。 おとなりのひとと ふたりひとくみに なりましょう』うわ、あいつとだ。」――タイプのちがう二人の少年が、二人三脚の練習をとおして近づいていきます。でも、仲良しになるわけではありません。その微妙な距離感をえがいた、さわやかな絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
34
運動会シーズンにぴったりな1冊。いつも威張っていて、乱暴で、自分勝手だと思っていたあいつと、二人三脚のペアを組むことになって…。苦手だと思っていたあいつだけど、練習を重ねることでお揃いの傷をつくって、いつしか結んでるのは二人の足だけじゃなくって、絆もしっかり結ばれてる。躍動感ある挿絵も魅力的!2019/09/10
たまきら
33
読み友さんの感想を読んで取り寄せたら、ちょうどその時期にクラスの女の子二人がトラブルを起こし、娘が仲裁したんだとか。色々その後の対応が面白かったんですが、この本を黙って読んだ後、娘が「あの二人が二人三脚したら面白そうだなあ」とポツリ。あはははは。最近二人三脚とか体育でやるのかしら?2021/11/26
ヒラP@ehon.gohon
29
小学校のお話ですが、苦手な相手と二人三脚をやらなければいけない時って、何か究極の試練のような気がします。 呼吸が合わなければ進めない、信頼関係ができなければ思いきれない、チグハグでお互い引っ張り合いになる。 実は将来に起こる様々な人間関係の、縮図のようなものが込められている競技のように思います。 そういう意味合いでは、見事にきっかけを掴んだあいつとぼくの関係です。 友だちになるかどうかは別として、二人とも学びがあったように思います。2021/11/17
Cinejazz
22
〝「ぼくは、あいつが好きじゃない。いっつも威張ってるし、乱暴だし、自分勝手だし。 それに、顔が、なんか、おっかないんだ・・・。 今日、運動会前の体育の時間に先生が言った『背の高さの順番で、 二列に並んで。隣のひとと二人一組になって』・・・。 うわー、あいつと一緒だ ❢」・・・タイプも性格も異なる二人の少年が、二人三脚の練習で一体となることを強いられるが、仲良くなれるわけではない・・・。 この二人の微妙なディスタンスと思いの交差を描いた、爽やかな絵本。2025/03/02
どあら
22
図書館で借りて読了。運動会の時期に読み聞かせで使いたい絵本です。絵にスピード感があってとても早く走っている感じがした…結果は??(6分、4年生まで)2017/01/27
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