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内容説明
批判をされないということは、何もしていないということだ!
あの時、私は何を考えていたか――?
1999年に東京都知事に就任して以来、3期プラスαの約14年間に実施した政策は枚挙にいとまがない。複式簿記・発生主義の会計制度の導入。都レンジャー(自然保護官)の立ち上げ。ディーゼル車排ガス規制。羽田空港再拡張事業。臨海副都心開発。不法移民対策・歌舞伎町浄化作戦。東京マラソンの実施。東京オリンピック招致運動……その足跡は、首長のやる気一つで住民の暮らしが一変することを証明した歩みでもあった。
ついに明かされる石原都政の舞台裏。
「比類なき権力」を預かる責任と苦悩。
脱官僚と変革に身を捧げた14年、魂の記録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やじ
25
舛添要一氏に読んで頂きたい!舛添氏は自分の為だったが、石原氏は東京の為、日本の為に都知事になって下さったのだな。舛添氏って東京の為に何をしましたっけ。防災の本を配った。東京五輪ボランティアの服を韓服風にした。防衛庁近くの一等地を韓国の学校の用地にした。都知事の分際で国の意向と違う外交もどきをした。石原さーん、カムバック。東日本大震災の際の民主党政権のグダグダぶりを無能と言い切ってますね。蓮舫さんとか海江田さんとか。魚釣島を購入しようとした時の話が物凄く面白かった。日本国民必読の貴重な回顧録です。2016/05/29
謙信公
5
都知事としてこれだけの手腕を発揮し、官僚に立ち向かい、改革を進めるエネルギー。東京五輪招致は彼が最大の功労者だ。週3日の登庁を批判されたりもしたが、現場主義であれば仕方のないことかも。東日本大震災や尖閣問題での民主党の体たらく、特に海江田、蓮舫両大臣の無能さには、呆れ果てる。のちに二人とも代表を経験するのだから、党も無力化するの当然か?猪瀬氏が知事を続けていたら、築地問題や東京五輪ももっとスムーズに進んだだろう。ちょっと国政復帰するのが遅かったかな?賛否はあろうが、一度は総理大臣になってほしかった人物だ。2018/03/17
ゆうゆう
5
都民としてみていたテレビの知事はやんちゃな物言いだったり、元気な不良老人(いい意味で)な姿が目立ったが、博覧会中止後の青島知事から引き継ぎ、財政再建に取り組み、オリンピック招致に勢いづくほど回復させたのは間違いなく功績。思いつきといわれようと、トップダウンで進めた数々の事業は、まぎれもなく時代を先取りし牽引していく強い東京を創り上げた。ただ、皮肉なのか敬意なのか、東京都の職員を国家公務員と同等に?官僚と記述するのは、少々違和感が否めない(^^;2015/12/24
光太郎
3
面白い。2011年の3月11日には辞意を固めておられたとは。僕が都知事をインタビューしたのは2012年の9月で次の週にステップアウトされた。 銀行以外は東京を良くしたと思う2016/03/01
Masap
3
知事として14年間を東京都に捧げた著者が、その取り組みの一つ一つを振り返り記録した作品です。一都民としてその活動を新聞やテレビ、ネットなどのメディアを通じて見聞してきましたが、一方ではじめて知る事実、裏話、その思いが本書に散りばめられています。小説家としての表現力、表現に対する情熱、言葉の迫力には、そのカリスマ性を感じずにはいられません。都の会計制度変更、横田基地返還、オリンピック誘致、東日本大震災、尖閣諸島問題、銀行立ち上げと失敗、911テロ、そして教育への取り組み。撃墜王の挿話には涙しました。2015/11/29