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内容説明
森林、レアメタル、水産資源……現実はここまで来ている! 2050年、世界の人口は92億人に達するだろう(国連人口部による2006年時点での推計)。転換を迫られる原子力中心のエネルギー政策、巨大市場化するインドと中国、ますます加速する低価格と大量消費、資源の枯渇は、すでに現実の問題になっている。食糧は、エネルギーは、水は、レアメタルは……最新のデータで資源の未来を検証する。(ブルーバックス・2011年12月刊)
目次
はじめに
第1章 エネルギーと原子力──原子力発電の夢
第2章 化石エネルギー
第3章 急伸、再生可能エネルギー
第4章 重要性増すレアメタル
第5章 食糧と飢餓
第6章 減少続く水産資源
第7章 世界の森は今
第8章 水資源の今と未来
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
牛乳MAN
4
現在ほど世界的にエネルギー問題についての議論が尽きない時代はない。原発の肯定だけを原発だけのメリットデメリットだけを見て論じるのではなくエネルギー問題全体を理解した上で、自分の意見を発信できるようになっていきたいと感じた。エネルギー問題全体の基本的な事柄を学べるかと思います。2012/01/23
ユウユウ
3
14年経った今は…?2025/08/03
takao
2
ふむ2017/06/05
19690702
1
データの中に主張が混じっている部分があるものの、数字として資源を捉えるのは今後を考える上でとても参考になりました。2012/02/19
レコバ
0
副題「未来はほんとうに大丈夫なのか?」の答えは、食料と水と森林については危機的、それに比べればという条件付きだがエネルギーと鉱物資源はなんとかなりそうというのが本書の主張。最後に日本に限った潜在力の話を希望として語っているが、当然これは読後感を意識したもので、厳しい現実にげんなりせずに前向きに問題を解決して行こうという主張と解釈しよう。2014/02/27