大英帝国の大事典作り

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大英帝国の大事典作り

  • 著者名:本田毅彦【著】
  • 価格 ¥1,705(本体¥1,550)
  • 講談社(2015/07発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062583466

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内容説明

ブリタニカ、OED、DNB。大辞書、大事典プロジェクトにとり組んだ巨人たちの物語! 『ブリタニカ百科事典』Encyclopaedia Britannica 『オックスフォード英語辞典』Oxford English Dictionary 『イギリス国民伝記辞典』Dictionary of National Biography……。18世紀後半から19世紀後半にかけて、イギリス人はこの3つの大辞書、大事典を編纂した。世界をリードする気概にあふれた当時のイギリス社会は、なぜ、このような大事業を敢行したのか。それらは、どのように利用され、効果を発揮したのか。近代の知のインフラを整備した人々と歴史を検証する。(講談社選書メチエ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Akito Yoshiue

7
後半が弱いが前半は面白い。2023/11/26

あんどうれおん

3
巨大な知のインフラに関する検証。あらましを叙述するだけでなく、それぞれの構成に対する批判的な指摘も収録されていて、興味深く読むことができました。初版が2005年で、後半に綴られた「インターネットがもたらすかもしれない未来」は総じて明るい感じです。その当否はさておき、ウィキペディアが百科事典を駆逐することはありませんでしたから、知識への効率的なアクセスにいたる入り口として、本書のようなガイドブックも有意義なのではないかと思います。2022/05/30

山像

1
大英帝国の時代に成し遂げられた辞書・事典編纂の偉業、その記録。直近に「<辞書屋>列伝」を読んだのでそれとの比較で言うと、<辞書屋>列伝が編纂者の人格を重視して「このような人物だったのでこのような行動を取り、こういう辞書が出来た」という点にスポットを当てていたのに対し、こちらはもう少し引いて、大英帝国という社会的な文脈の中に事典を位置付けて、それが作られたことの意義を精察している感じ。後世の目から見た批判的な言及の紹介なども多く、参考になる。2015/03/01

もとせ

0
88頁【英語辞典の編纂にとりかかった当初、サミュエル・ジョンソンはかなり楽観的であり、三年もかければ完成できると考えていた。友人の一人が、フランスでは四十人のアカデミー会員が四十年の歳月を費やしてアカデミー辞典をようやく完成させたはずだが、と述べると、ジョンソンは「四十の四十倍は千六百になるが、三対千六百というのがイギリス人一人のフランス人一人に対する比率だ」と答えてその友人を煙に巻いている。イギリス人としての自らの能力への強い自負心を、アカデミー・フランセーズへの対抗意識の中で表現したということだろう】2013/07/06

いちはじめ

0
『ブリタニカ百科事典』オックスフォード英語辞典』『イギリス国民伝記辞典』の歴史を描く。これはなかなか興味深く読んだ。2006/01/02

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