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内容説明
忠孝、人倫、理想道徳……日韓それぞれの近代思想史! 同じく儒教を政治思想の基盤としながら、日本と韓国はなぜ、異なる近代化の道をたどったのだろうか。伊藤仁斎に代表される近世儒学の人倫論と、水戸学、明治憲法、教育勅語の関係とは。朱子学を柱とする韓国は、いかにして文明開化から戦後の朴正煕大統領の維新憲法にまで至ったか――。両国の近代と政治思想を問い直す画期的論考。(講談社選書メチエ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無重力蜜柑
9
明治日本が西欧の文物を輸入するにあたり知的基盤となったのが儒教であったことはよく知られている。本書では特に憲法や国民道徳、文明開化思想を扱う。が、韓国(大韓民国という意味ではなく李氏朝鮮時代からを含む韓半島)におけるそれらを検討し、「儒教と近代国家」の日韓比較を行なっているのが非常にユニーク。筆者曰く、両者の違いは副題にある通り「『人倫』の日本と『道徳』の韓国」として要約できる。それは形而下における人と人の関係の調整に終始した日本と、形而上における道徳的理想の追求を諦めなかった韓国という対比だ。2024/08/06
まじょるか
1
「明治日本を精神的かつ体制的に支えた明治憲法と教育勅語は、国学の天皇論と儒教思想との結合によって構築された理論。」▼「韓国では儒教と言えば朱子学を意味する。」 理気論では純粋で雑なものが一つも混じってないのが理の最高の状態であり、人は理を目指さないといけない。▼文明開化における啓蒙の意味とは?西欧では市民階級が封建的な束縛から逃れるための根拠として扱われた理論である。国家はそんな自由人の権利を保護するだけで十分という考え。日韓の啓蒙はいかに国家の概念を立てるか。理性の確保の最終目的は国家だった。2015/04/14
tkm66
0
タイトルほど面白くなかったんじゃないかな、との覚え。2006/11/18
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