子供たちに知らせなかった日本の「戦後」

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子供たちに知らせなかった日本の「戦後」

  • 著者名:皿木喜久【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 産経新聞出版(2015/07発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784819112666

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内容説明

第1章 「自虐史観」はGHQの占領政策から始まった
米国の歴史観押しつけ/ニューディーラーの「日本改造」/日本人を恐れ「骨抜き」へ 他   
第2章 東京裁判と「米国製」憲法の呪縛は続いている
戦勝国の報復だった裁判/突然出てきた「南京大虐殺」の怪/米国の「素人」が作った憲法 他
第3章 「日本弱体化」を止めたのは冷戦の深刻化だった
難業だった引き揚げ支援/朝鮮戦争から「強い日本]求める/改憲拒み続けた吉田首相 他
第4章 東西対立のはざまで国際舞台へ復帰果たした
国際的地位高めた水泳の活躍/奄美群島8年ぶりに復帰/苦悩の日ソ国交回復 他
第5章 針路定めた日米安保改定への無理解はいまも続く
真の独立目指して保守合同/「対等な同盟国」目指して安保改定へ/本質見失った「安保反対」 他
第6章 高度成長の光と影は日本を大きく変えた
経済成長支えた集団就職/国と人の曲がり角になった東京五輪/成長への試練、伊勢湾台風 他
終 章 「戦後」の清算なしに喫緊の課題は解消できない
李承晩の竹島略奪と日韓基本条約/沖縄復帰と「密約」問題/田中政権登場で日中国交回復へ/対ソ緊張で尖閣まで譲歩した周恩来/歴史問題、領土問題克服へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

vinlandmbit

25
戦前戦後は深すぎて一冊や二冊の書籍読み進めでは足りません。。そんな一つの視点となってくれた中の一つです。2017/04/23

ZEPPELIN

8
戦争編に続いて戦後編。古橋さんの全米選手権優勝や湯川さんのノーベル賞受賞など、こちらは明るい話題も多く、天皇陛下の美智子様への電話攻勢のエピソードも微笑ましい。政治面では、党是が憲法改正なのにいまだに出来ていない自民党もだらしないが、もし社会党が政権与党であったなら、日本は東側陣営だったかもしれず、寒気がする。不満はあるけれど、先人たちも必死の努力はしてきたのだと思う。残りは現在を生きる日本人の責任。今日で戦後70年。そろそろ「もはや戦後ではない」という言葉を現実のものにしたい2015/08/15

だろん

6
昭和35年6月初旬、当時5歳だった安倍晋三少年は、岸信介首相宅で「あんぽはんた~い」と言って走り回る…むむむw2015/09/30

hk

0
本書は産経新聞の連載記事を書籍化したものだ。戦後検閲から日中国交正常化までを鳥瞰している。1つのトピックで4ページほどなので深い掘り下げはないが要点をしっかりと押さえる構成だ。筆者が思わず唸ったのは『街頭テレビは日テレのスポンサー対策』という一節である。1953年放送開始当初テレビ普及率が伸び悩み資本側はCM効果を疑問視していた。広告収入がなければ民放は回らない。そこで日テレは街頭テレビという文化を流行らせ1台で何十人もの視聴者を虜にする戦略に出た。結果、広告価値は飛躍して企業はテレビCMに殺到したのだ。2015/10/12

とりさん

0
戦後のGHQ対応から、冷戦の影響、国際への復帰、政治対策、高度経済成長。戦後史は一つ一つしっかり学べば現代に繋がる問題が多く、非常に身近だと思う。 憲法にしても解釈が難しく、それは歴史認識においても同等だと思う。この一冊で全て分かる訳では無いが、出来事が簡潔に纏まっており、疑問を持つ発見が多くあると思いました。2020/06/21

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