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内容説明
「カジュアルスタイル」を間違ってとらえていませんか? 「カジュアル」とは、「くつろいだ」「さりげない」という意味で、けっして「ラフでいいかげんな」という意味ではないのです。そして、ビジネスにおける「くつろいだ服装」とは、決してノーネクタイを意味しているのではなく、フォーマルな服装同様、他人に不快な印象を与えず、それでいて個性を十分発揮できる「さりげない服装」のことなのです。かつてカジュアルフライデーが提唱されたとき、多くのビジネスマンがゴルフスタイルになってしまった理由はそこの勘違いにあるのです。服装は箍が緩むと、限りなくだらしなくなり、他人に不快な印象を与えます。本書は、そんな間違いを起こさせないための「カジュアル」の歴史的背景からその範囲と区分について、また、押さえておきたい基礎知識を詳説しています。男性服飾評論の第一人者が、「ほんとうのカジュアルスタイル」とは何かを語る一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
9
市立図書館にて。カジュアルといっても、ツイードジャケットあたりを扱うので、ワーカークラス的には「フォーマル」感ある。20世紀後半以降は大・カジュアル時代なので、既製服がなかった時代を想像するのはむつかしい。もう一般家庭で洋裁したり、もっと手軽に毛糸のマフラーやセーターを編んだりせんよな…。「雑巾」も100円ショップで買うだろうし2018/10/20
ゲバラ
0
カジュアルという言葉に対する言及が鋭く、ビジネスから離れた誂え服のコーディネートを考える良い切り口を見つけさせてくれる。2022/06/19