内容説明
流刑惑星トリーズンで不死身として恐れられ、近隣各国をつぎつぎと征服しているミューラー人――。遺伝子学者の末裔であるかれらは遺伝子操作で驚異的な再生能力を得ていたのだ。だが、その能力に異常をきたしたミューラー国の王子ラニックの胸が、ふくらみはじめてしまった。国を継げない身となった王子は、やむなく諸国遍歴の旅にでるが……。3千年前に流刑にされた科学者たちの子孫が住む惑星を舞台に描く傑作冒険SF。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
訪問者
3
やはりカードは面白い。SFファンの間では評判が悪いようだが、素晴らしい傑作。2018/05/18
orange21
1
王家の世継ぎとして産まれた主人公はおっぱいが膨らんで来てしまい王位継承権を失った!追放された主人公は一体どうなるのか!どういうことでしょうか。オーソン・スコット・カードらしく上手な語り口でまとめられてて面白く読めるんだけど展開がちょっと、それ、すごいなという。2017/11/19
山像
1
グロテスクな身体変容描写から幕を上げ、王国を追放された両性具有の王子が諸国漫遊しての異文化コミュニケーション、という序盤で抱かされた展開への期待はシュウォーツ族での修行により力を授けられる場面のあたりで良い方に裏切られ、気が付けば相当とんでもない理屈を炸裂させた神話的な作品として結構上手く纏まってしまっていた。カードは本当に英雄の犠牲というテーマに魅入られているんだな……。 とはいえまあやはり一番印象に残ったのはグロ描写。2012/10/29
lock99
1
1988年作。身体がズンズン生えてくるのはシェイヨルか?面白かった。2012/09/05
ちぬ
1
カードの著作初めて読みました。これは改訂版らしいけど、面白い。中世的倫理観と世界観はファンタジィっぽさを醸し出してるけど、ヒトラーとヒムラーとか昔の名残っぽいのも良い(名前のチョイスもね)。SFというより超自然的な戦いが繰り広げられるのは中々圧巻だった。幾つかSF考証的に納得いかない部分もあったけど、SFファンタジィとして良作。他の作品も読みたいと思った。2010/11/19
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