内容説明
デートクラブに潜入する女子東大生、コギャルの物欲主義を笑う愚か者たち、成熟社会にシンクロできずに虚構の歴史にすがるオヤジ――。風俗現象を切り口にしたコラムを一冊にまとめた、社会学者・宮台真司の行動の源泉を知る一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
サイバーパンツ
13
他の本で宮台の提唱する概念を知っているだけで、90年代の宮台真司はまだ全部読んでいないが、本書を読めば、90年代宮台思想を俯瞰できると思う。本書は90年代に有効だった作法なので、テン年代の今に読む意味は特にないが、ブルセラ調査や豊富なサブカル知識、今に通じるところもある冴えた分析など、彼の知識量、頭の良さ、経験がいかにすごいものであるかが理解できる。それに、単純に読み物として面白いので、手元に置いておきたい。『サブカルチャー神話体系』的面白さが感じられる本。2016/08/08
ホリエッティ
2
p.176「「どうせ終わるんだから何やっても同じだ」。そういう物言いに対して「何か違う」と感じる。いったいなぜなのだろう。それを徹底して明晰な言葉にできたとき、明晰さというキツい道を選んだ人間が「社会を成り立たせていく」という倫理を背負う理由について語れるようになるのだろう。」2026/04/12
K K
2
私がお嬢様学校で真面目に箱入り娘をやってたとき世の中はこんなんだったのね。衝撃。宮台さんは会ったことあり大好きでしたが、いやはやびっくり!何年も前の本だから、古い情報もありますが、今日の問題は昔からあったんですね。ただ先駆けというか。素晴らしい頭脳の宮台さんの分析が光る。私達はとんでもない時代に生きている。そして”おやじ”たちの偽善。また宮台さんに会いたい。2016/09/02
motoki fujitani
2
90年代発売だが、現代にも当てはまる事があり、成熟社会の根源の変わらなさ(終わり無き日常)に嫌気がした。短稿を集めたものなので、多少つぎはぎ感はあるが、思考の連続性は感じられるものであったので、読みやすかった。作法や知恵が著者にとっての90年のものなので、現在への変容を知りたい。2016/02/18
サイネリア
2
予備校時代か高3かどちらかの時に読んだ本。蛍雪時代の宮代先生の本を読んで、自分の興味のあることは「社会学」という分野なのだとわかったことが社会学専攻への道を進ませたので自分にとっては思い出深い本。2013/04/25
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