内容説明
研究者は、文理の壁を超えて自由だ。自らの関心を研究として結実させるため、枠からはみだし、越境する姿は力強い。最前線で道を切り拓く人たちの熱きレポート。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
133
『バッタを倒しにアフリカへ』の前野ウルド浩太郎さんの、研究室が知りたくて読んだ。筆者が実際に、アフリカ・モーリタニアの砂漠にまで出かけ、バッタの大群になる前の集団に出合うシーンは、リアルに感動。他にも5人のユニークな研究者が紹介されているが、「成長するロボット」開発の飯田史也さんも面白かった。掃除機ルンバは、実は昆虫から学んだ条件反射のみで動くロボットだった。「たくさん計算する”脳型”ロボット」より、条件反射を組み合わせる「賢さ」が現れるという。頭でっかちになりがちな、現代人への警鐘かも。2018/10/28
ぶち
85
読んでいてとてもワクワクする本です。モーリタニアの砂漠でバッタの謎を追うあの前野ウルド浩太郎さん、宇宙旅行実現に挑む高橋有希さん、生物の体に基づいてロボット開発をする飯田史也さん、地球に存在しない新元素を創りだす森田浩介さん、宇宙エレベータ実現に向けて研究する石川洋二さん、すべては地理学だと仰る堀信行さん。日本は真似や改良に長けているけれど、ゼロから何かを創造性に欠けているなどと揶揄されます。でも、こういう熱き研究者たちの話を読むと、近い将来に日本でも革新的なイノベーションが起きるとワクワクしてきます。2023/12/13
鱒子
65
図書館本。本書は川端さんがナショジオに連載した抜粋。バッタの前野ウルド浩太郎氏、民間宇宙旅行の高橋有希氏、生物ロボットの飯田史也氏、新元素の森田浩介氏、宇宙エレベーターの石川洋二氏、地理学の堀信行氏 ら5人の研究者にインタビューしたものです。2018/12/12
おいしゃん
48
世界をまたにかけた、壮大な研究をする研究者たちのインタビュー集。大学院を出ても行き先の決まらない研究者たちが大半の中で、好きな研究を生業として突き詰められる彼らは、ごくごく少数派だろう。2018/06/07
冴子
28
「バッタを倒しにアフリカへ」で紹介されていたので、読んでみましたが、さすがにバッタ研究と地理学以外はチンプンカンプンで、読み飛ばしました。2018/01/17
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